2021-03-14 08:23 追加
JT広島・井上航が左足負傷
JT広島・井上航が左足負傷
SV男子
V1男子・JTサンダーズ広島の井上航が、左足アキレス腱を断裂した。3月13日にウルフドッグス名古屋戦の試合後会見で、原秀治監督が明かした。井上は試合中にレシーブを構えているところ、コート上でバランスを崩して後ろに倒れ、そのまますぐコートから出されていた。
すぐに試合会場のある岩国市の病院に救急車で搬送されていた。
井上は唐川大志とともに、この日も負傷するまでは、レセプションリベロとしてプレーしていた。また、井上の持ち味である綺麗な姿勢から丁寧で柔らかいオーバーハンドパスを繰り出し、アンダーハンドで楽に取れるボールもオーバーで上げて、セッターを助けていた。また、セカンドセッターとしても、エドガー・トーマスらに柔らかいトスを何本も上げて、スパイカーたちが気持ちよくスパイクを決めていた。
奇しくも、先日引退を表明したウルフドッグス名古屋の名リベロ、古賀幸一郎も昨年2月にアキレス腱を断裂した。現役最後の試合出場に向けてリハビリしているところだ。
井上の天性のディグ能力と、リーグ最高級のオーバーハンドなどリベロとしての能力は、JT広島だけでなく、日本バレーボール界にとってもかけがえのないもの。これから長く苦しいリハビリ期間が待っている。まだ負傷直後で難しいかもしれないが、前向きであることを願う。
(取材・写真:大塚淳史)
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