2021-03-24 11:41 追加
山田滉太「ムセルスキーの高さには逃げずに立ち向かいたい」小川監督「ブロックを絞りぬいても後ろで拾われた」大分三好会見
SV男子
●小川監督
サントリーさんは今日(レギュラーラウンド)優勝もかかってますし、ファイナルに向けてチームは凄くいい状態だと予想した形で、1セット目の序盤はしっかりミーティングで確認しあったことを、相手に対しての対策はできている中でついて行くことはできた。ですが、途中のムセルスキー選手、柳田選手のサーブのところで精度が高いサーブで崩される、緩急つけたサーブ、そういう中でチームとしてサイドアウトをなかなか取れずに、連続失点をセットを通じて、そこにつまずくという展開が多かったです。
そのまま引きずって2セット目もそういう流れになったんですけど、3セット目はちょっとローテーションとか入れ替えた中で、チームもなんとか16点目までをしっかり接戦に持ち込む展開は作れたんですが、最終的には崩された。ブライアン、山田、ストックトンもいる中で、ブロックを絞りぬいても後ろのレシーブで切り返されるという展開で、なかなかサイドアウトを取らせてもらえない。最終的には力で上回られたかなという印象です。うちとしても接戦に持ち込まないと、ゲーム、セットも取ることできないと思うので、明日はもっともっと、もちろん1位のチームに対してなので、ハートの部分で意地を見せる展開というのは作っていきたいと思います。
――サイドの決定力がある選手がいる中でもブロックディグで上げられるのは、他の上位チームと比べてサントリーの印象は。
小川:決定打を持つブライアン選手は、1,2セット目はマッチアップがムセルスキー選手とだったんですが、なかなか彼の持ち味を出せなくて。3セット目からマッチアップをずらして、セッターとのブロックとうちのスパイクという形になった。
ブライアンが得意なところは、高さを生かして上を抜いてロングコースを決めるスパイクなんですけど、彼が決まるコースのところにバックサイドの選手が入って、しっかり切り替えされた印象があった。ここにきてデータも揃っていますし、そういう対策はしっかりされているんだなと。うちとしては、決定打を削がれた部分で、明日それ以外でもチームの総合力として戦っていけるかが鍵になると思うので、そこは頑張っていきたいと思います。
写真:火野千鶴
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