2021-03-25 11:22 追加
東レ・西川吉野「慌てるかと思ったが、意外と冷静にコートの中が見えた」、KUROBE・浮島杏加子「ブロックに力を入れてきたが、それ以前にサーブで崩されてしまった」 V1女子 V Cup会見コメント
SV女子
■東レアローズ
●越谷章監督
今週に向け、とにかく勝つということへの執着心を全員が意識しながら、今週の大会に向けてやってきました。内定選手の西川(吉野)が入っているので、その分、フォーメーションの確認などをしながら、ディフェンスのところを固める感じで取り組み、それを踏まえ、サーブとディフェンスをしっかり意識して練習してきました。今日の試合はその効果を発揮し、サーブで崩すことができました。最初はなかなかブレイクできませんでしたが、後半に向けてブレイクできたのが非常に大きかったのではないかと思っています。
それから、レフトの中田(紫乃)と野呂(加南子)が非常によかったです。力でコースにドカンと打つタイプではないですけど、ブロックを利用した打ち方とか、軟打で空いているところに揺さぶったりとか、効果的なところが出て助かりました。また、小川(愛里奈)がワイド攻撃で存在感を出してくれたのが勝利の要因ではないかと思っています。
――西川選手の起用について。このタイミングで起用しようという計画があったのでしょうか?
越谷:本当だったら、もう少ししっかりトレーニングなどをして体づくりをしてから出場させてあげたかったのですが…。その前は小川をオポジットに入れたり変則的なことをしていて、小川は本職がミドルなので、そこを強化しなければならないということと、ある程度しっかりディフェンスを固めたいということで、内定ですけど西川を起用しました。コンディションが完璧というわけではなく、怪我をさせたくないということで、何とかサーブレシーブ、つなぎを頑張れと言っています。
――今日の試合の西川選手の評価は?
越谷:アタックに関しては合流して間もないので、それほど意識していなかったのですが、シャープな打ち方でいいアタックを打つなと。あとは身長(178cm)のわりにレシーブ力のある選手で、ブロックの位置取りもよかったので評価しています。
――小川選手がオポジットを経験したことで何かいい効果があったりなど、感じている部分はありますか?
越谷:アタック、ブロック、レシーブといろいろ言われて、本人は悩んだかもしれません。うまくいかないのを何とか乗り越えようともがいていましたが、今日のようにいきなり吹っ切れたようにプレーできたりするので、いろいろな面でまだまだ伸びるのではないかと感じてます。
――試合中、中道瞳コーチと何か話をされていましたが、セッターに関することですか?
越谷:はい。あと、ローテーションで回らないところがあるのと、切り返しの時の攻撃、前衛がアタッカー2枚とセッターの時にレフトに偏ってしまうのをどうするかというのを話しました。
――クラン(ヤナ)選手もベンチに入り、タイムアウトの時に輪に加わって何か話をされていますが、コーチのような感覚なのでしょうか?
越谷:コーチではなくあくまで選手としてですが、彼女なりに感じたことを話してくれています。僕からもベテランとしてアドバイスできることはどんどん言うようにしてくれと言ってあります。
――セッターの白井(美沙紀)選手はミドルを使うのが苦手ということでしたが、今日の小川選手とのコンビなど、克服した部分もあるのでしょうか?
越谷:そうですね。ワイド系は大丈夫だと思いますが、あとは前のクイックをどううまく使えるかということですね。いっぱい使うのではなく、相手が気になるように要所要所で使えばいいということは言ってあります。本人は「できない」という頭ができてしまっているので、それをいかに柔らかくしてあげるか。多分、普通にできると思うのですが、苦手意識が出てしまっているので…。
――そういうところは中道コーチがご指導されるのでしょうか?
越谷:そうですね。基本、セッターのところは任せているので。何かありましたら僕も言いますけど。
――今日の対戦相手、KUROBEの杉原若葉選手は元東レの選手で、今季はミドルにコンバートしましたが、越谷監督の目から見て、ミドルとしての杉原選手はどう映っていますか?
越谷:開花したんじゃないかなと。ポジション適性があったのでは。サイドとしても力強いスパイクの打てる選手ですが、ミドルとしてはブロックがいいと思います。
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