2021-03-26 12:28 追加
埼玉上尾・山岸あかね「試合の中で修正できているところに成長している実感がある」、東レ・小川愛里奈「自分にマークをつけてサイドを助けたい」 V1女子 V Cup会見コメント
SV女子
■埼玉上尾メディックス
●アントニオ マルコス レルバッキ監督
タフな試合になったと思います。特に第1セット、相手のサーブが良かったというのもあって、陣形を崩され、なかなか自分たちの試合ができませんでした。パスのところが崩れてしまったので、第1セットは上手く行きませんでしたが、第2セットではパスから攻撃に移るところで攻撃のバリエーション、自分たちの強みである攻撃を出すことができました。サーブレシーブが修正されたことによって良い試合になったと思います。
――埼玉上尾はVカップで優勝を狙えるチームに仕上がっていると思います。監督はどのように評価していますか?
マルコス:簡単なものはひとつもありません。成長しているのは間違いありません。でもほかのチームも切磋琢磨しているわけですから、競争力も上がっています。カップ戦では一つステップアップするたびに強いチームと当たらなくてはなりません。ファイナル第1戦も強豪が立ちはだかっています。1試合1試合がすごく大事です。(優勝は)そんなに簡単ではないということは申し上げておきたいと思います。
――第1セット、佐藤(優花)選手がサーブで狙われました。すぐに堀江(美志)選手と交代しましたが、序盤ですし、指示を与えて我慢するという選択肢もあったと思いますが…?
マルコス:時間帯は関係なく、替えるべきだと思った時には替えます。私は指揮官としてはそういうタイプです。試合の入りでしたし、難しい状態でしたので、少し何かを変えなくてはならない状況でした。攻撃のところでもまだ乗り切れていなかったです。第1セットのスタートは非常に良くなかった。スタートでは集中力を高いレベルに保ってコートに入らないといけません。今日はいつもの入りではなく、その下のレベルで入ってしまった。推測ですが、リーグ突破が確定したことで気のゆるみもあったのかなと思います。第1セットでは早いタイミングでタイムアウトし、集中力を高めていこうと指示をしました。集中力を高く持って入らないといい試合はできませんので、そこはやはり問題でした。
――シャイナ選手の成長について。
マルコス:彼女は23歳、若い選手です。しかもバレーを始めたのがだいぶ遅かった。まだまだ成長の余地があると思っています。彼女が日本に来たときは、ディフェンスの面でもアタックの面でも弱さがありました。ブロックもさほど強くはない。彼女は練習を積んで、テクニックが伸びてきた選手の一人だと思います。
彼女が最初に日本に来たときは外国籍の選手の中で、もしかしたら評価が一番良くなかったかもしれません。でも、彼女の成長を見ると、もしかしたら東レのクラン選手だったり、JTのドルーズ選手の上を行っているのかもしれません。それほど彼女はこの数か月で成長した選手だと思います。クラブ、チーム、環境といろんな状況がある中で(選手が自由に)選べることは少ないですが、その中でどれだけ努力ができるか。それが選手の成長に必要なことだと常々思っています。我々にとって大事なことは、少し我慢して選手の成長を見守ってあげること、その選手が絶対に巧くなると信頼をしてあげることが重要だと思っています。
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