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会見・コメント

2021-04-01 07:00 追加

V Cup優勝の埼玉上尾・山岸あかね主将「プレッシャーが少なかったからチームが上手く回った」、佐藤優花「最後の1点は気持ちで打ち切れた」 会見コメント

SV女子

■3月28日 決勝
埼玉上尾メディックス 3(26-24、20-25、25-21、25-17)1 NECレッドロケッツ

●山岸あかね主将

今日はとにかく勝とうという気持ちで試合に入り、 前回の(NECとの)試合とは同じ展開にはならないと想像はしていましたが、想像以上に相手が対応してきて、 こちらとしては後手後手になる部分がありました。でも何とか勝つことができて、シーズンを通して強くなれたのかなと感じています。

●佐藤優花選手

最初から最後まで苦しい試合でしたが、 最後は勝ち切ることができて非常に良かったと思います。

●田川紘美選手

(この試合を最後に9人制・パナソニックブルーベルズからのレンタル移籍が終了)
私自身はこのチームでの最後の試合でしたが、勝って終わることができて、すごく嬉しかったし、皆さんに感謝しなければならないと思いました。

――山岸主将に。埼玉上尾が優勝するという予想もありましたが、試合に対するプレッシャーはありましたか?

山岸:NECさんやJTさんはメンバーが抜けたり、変えたりしてやっている中、うちはベストメンバーに近い形でしたし、「リーグでできなかった優勝をこのV Cupで」とチームみんなで話して臨んだ大会でした。負けてはいけないという気持ちは自分の中にもあったし、もちろん、相手もいいチームで、こちらに向かってくると思っていました。とにかく、私はプレッシャーが少しありましたが、チームとしてはそれほどプレッシャーを感じていなかったからうまく回ったのかなと思います。

――佐藤選手に。V Cupを終えての自己評価は?

佐藤:リーグとは違ってV Cupはスタートから出ることが多かったのですが、自分の出来がチームの善し悪しに関わってしまっていたので、個人として調子の波をなくすことが今後の課題になると思います。そのことがよくわかった大会だったと思いました。

――田川選手に。埼玉上尾でプレーしたこの7か月を振り返って。

田川:今までうまくいっていたプレーがうまくいかなくなったり、技術面で変えなければならないことも多く、今までのバレー人生でいちばん悩んだシーズンだったかなと。最後の試合はリリーフサーバーで入らせていただき、自分の持ち味を監督に活かしてもらえたのではないかと思います。自分としては成長できた期間でした。9人制でもサーブがキーになるので、この経験を活かしていきたいと思います。

――3選手に。マルコス監督について。ご自身にとってどんな監督で、どんなことを学びましたか?

山岸:基本的なこと、細かいこと、戦略などを選手のためにいろいろ尽くしてくれる監督です。例えば、今まではサーブレシーブを手だけでやったりしていたこともありましたが、 「しっかりボールの軌道に入れ」とか、そういった基本的なことや細かいところまで見て、みんなに指導してくれました。私としては、長くバレーをやってきて曖昧にしていた部分もありましたが、昔教わったことを改めて教えてもらうことで、より新鮮味があったり、自分がもっと上手くなれるチャンスがあるんだなというふうに感じることができました。

田川:練習の時もそうですが、すごく熱い監督です。特にセッターに対する指導が厳しく、逐一教えていただきました。1本1本のトスの精度に対しても練習を止めて言うし、戦術のこともその都度言ってきます。私はそこまで細かく指導されたことがなかったので、丁寧に教えてくださったことを感謝しています。

佐藤:社会人になって以降、あまり細かいことを教えていただく機会がなかったのですが、 マルキーニョス(マルコス)監督合流後は、練習でも技術について細かく教えていただくことができました。また、いいことと悪いことをはっきり指摘してくれるので、すごくわかりやすく、たくさんのことを学ぶことができました。

――山岸選手に。今日の試合の監督が熱くなってレッドカードが出た場面で、選手たちは意外に冷静だったように見えましたが…?

山岸:イエローカードだろうと思ったら、まさかのレッドカードで…。私は自分が出ている試合でレッドカードが出たのを初めて見ました(笑) そして、1点が相手に入ってしまい、私自身は「何やってるんだよ」と思ったりもしたのですが、練習中も感情が激しい時があって慣れている部分もあったので、みんな冷静でした。タイムアウトで監督も謝ってきて、「謝るんだ」と少し思って…(笑) とにかく、みんな冷静だったので、流れが相手に行くこともなく、対処できたのかなと思います。

――佐藤選手に。最後の1点を取った時の気持ちと、トヨタ自動車(元V2。現在はVリーグ機構から退社)に所属されていた時代からのファンもいると思いますが、そういうファンへの思いは?

佐藤:チームが変わってからも、試合に出る機会が少なくても、全国いろいろなところに応援に来てくださるファンの方もいます。その方々のためにも頑張らなければならないなと常に思ってやってきたので、優勝できて、最後のポイントを決める姿を見せることができたのは本当によかったと思います。

――最後に点を取った時のチームに対する気持ちは?

佐藤:周りにカバーしてもらいながらプレーすることが多く、いい時も悪い時も声をかけてくれたチームメイトやスタッフのおかげで自分のプレーができたと思うので、最後は気持ちで打ち切れて、勝って終わってよかったです。

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