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会見・コメント

2021-04-04 13:14 追加

WD名古屋・小川智大「今まで以上のものを出せたので悔いはない」、高梨健太「負けは負け。今後に生かし、次こそは勝ちたい」 V1男子 ファイナル3 会見コメント

V1リーグ 男子

――高梨選手と小川選手はファイナルステージが初めてですが、こういう舞台だったからこそ味わえた楽しさ、悔しさがあれば。

小川:特別な感情…。準決勝ということでパナソニックさんに勝って、サントリーさんに勝って優勝というのがすぐそこまできていたので、いつもより気合は入っていたけど、ファイナル3だからといって、緊張とか変わったことはなかったです。でも、演出であったり、会場のお客さんの人数であったり、レギュラーラウンドとは違ったので、そこは少しやりやすい。見られてるなという…集まってくれているなというポジティブな気持ちがありました。もっと楽しみたいと思って試合に臨みました。

高梨:特にファイナル3だからっていうことはなくて、今日の目の前の相手、パナソニックさんに絶対負けたくないというマインドをもって全身全霊でぶつかったので、特に緊張はしなかったです。

――近選手に。ゴールデンセットの前にかけた言葉やチームで話したことは? また、相手は想像していたメンバーでしたか?

近:ゴールデンセットの前は、3セットとった勢いそのままにゴールデンセットもとるぞというそれだけでした。メンバーに関しては、サプライズではないですけど、想定していたのとは少し違いました。でも、パナソニックさんはシーズン通しても誰が出ても結果を残してきたチームですし、現に負けてるわけですから…、やられました(苦笑)

――3選手それぞれに。ゴールデンセットになって、それまでの試合と違ったこと。自分たちでも相手でも。

近:多分僕が一番日本でゴールデンセットを経験してるのかな?(笑)
過去2回と比較しますと、過去2回は上位の立場にいて、アドバンテージがあって戦うものだったので、かなりのプレッシャーを感じました。すごい緊張して、吐きそうになるくらいだったのを覚えています。今回のゴールデンセットに関して言いますと、僕たちは3位通過で、アドバンテージも何もなくて、ただ3セットとってゴールデンセットとる、それを2回繰り返して優勝するというだけだったので、普段以上の緊張を感じることは特になかったと僕は思っています。

小川:ゴールデンセットに限らず、今日の試合はプレッシャーがありましたし、パナソニックさんにはレギュラーラウンドも天皇杯も負けてきたので、ゴールデンセットは1セットしかないので、1つのミスが痛いミスになると、サイドアウトをとる時やサーブレシーブに入る前にずっと考えていました。そのプレッシャーと戦いながらのゴールデンセットは、経験できてよかったなと思います。プレッシャーがすごくありました。

高梨:1セットしかない状況なので、そこで決着がつくというのは、いつもの試合以上にプレッシャーが掛かるというのはすごく感じていました。要所で僕らよりパナソニックさんのほうが上手い試合運びをしたなというのが今の気持ちです。

――小川選手に。今季、サーブレシーブ賞をとれた喜び、今日の悔しさを含めて、今後どのような選手になりたいか。

小川:賞に関しては僕の中ではすごく自信になりました。今年、トミー監督からレシーブの形をずっと指導してもらっていて、僕に限らず、サイドの選手は上手くなったと思います。今回の賞はトミー監督のおかげだと思っています。僕が練習したのもあるけど、それ以上にトミー監督に教えてもらった環境が、成長のきっかけでした。今後はサーブレシーブについては引き続き伸ばしていきたい。課題ははっきり見えていて、日本のリベロでも上手い選手はいるんですけど、それ以上にさらにステップアップして、世界のトップレベルの選手たちと肩を並べられるように課題を克服していきたいと思います。

――小川選手と高梨選手に。フルで出場するのは2年目ですが、去年と比べて非常に安定したプレーを見せていました。高梨選手はアグレッシブな攻撃参加というところも見えましたが、シーズン通して力を出し切れた理由を。近選手は2人を見てきて、戦力として2人が定着した理由は?

高梨:今シーズン安定して出場できたのは、コンディションの面で夏場からしっかり練習してきて、フィジカルやスキルの面で自分でも実感できるくらい上達したのかなというのがあり、それが自信につながってアグレッシブに攻撃できたのではないかと思います。

小川:2年目とか、このリーグで何年やったかとかいうのは全く考えてなくて、試合に出続けるためにどうやって結果を出すか。僕はチーム内に上手い選手が同じポジションにいるので、その中でどうやって自分が試合に出るのかを日頃から考え続けたことがこういう結果に表れたと思います。去年はあまりいい結果が出なくて、今年結果が出たのはオポジットにクレクさんが入り、僕たちに自信を与えてくれたことが大きかったです。

近:2人は若いですけど、すごいしっかりしていて、プロフェッショナルの考え方だったり、練習に取り組む姿勢を持っているので、毎日取り組んだことが結果につながったと思っています。



写真:黒羽白

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