2021-05-01 08:56 追加
久光・岩坂名奈「印象深い試合は2018-19シーズンのゴールデンセット。中田久美監督は一言で表すなら『恩師』」 引退会見全文
久光・岩坂名奈引退会見全文
SV女子
4月29日、引退試合となった紅白戦と引退セレモニーを終えた久光スプリングスの岩坂名奈選手。その後に開かれた会見コメントをお届けする。
――紅白戦と引退セレモニーを終え、今の心境は?
岩坂:最後にファンの方々にプレーする姿をお見せできなかったことはとても残念に思いましたが、こういう機会をくださったチームに感謝の気持ちでいっぱいですし、セレモニーをやっていただいたことによって、実感が湧いてきている状態です。紅白戦の最後の2、3点というところで個人的に感極まってしまい、いろんな思いが出てきましたが、今はこのチームで終われて良かったなという気持ちです。
―― 引退を決断した時期と、その理由を教えてください。
岩坂: 年齢を重ねるごとに1年1年が勝負と思い、ここまでやってきましたが、今シーズン特にコンディションが上がることもないまま、リーグやV Cupを終えました。私は結果がすべてと思っているので、今シーズンで区切りをつけようという思いになりました。
――現役時代の一番の思い出や、印象深い試合を教えてください。
岩坂:勝った試合も負けた試合もそうですが、どの試合もたくさん思い出があります。一番鮮明に覚えているのは、2018-19シーズンのファイナルでゴールデンセットまで行った試合はすごく印象に残っています。
ゴールデンセットの前の試合にフルセットで負けてしまった後、更衣室に一度戻った時に普段なら暗い雰囲気になってしまったんですけど、その時だけは誰一人そういう雰囲気を出していなかったですし、むしろみんないい顔をしていました。その時点で「ゴールデンセットは戦える」という意識も芽生えましたし、結果もついてきたので、特にこの試合は強い印象が残っています。
―― 岩坂選手にとってバレーボール、そして久光スプリングスはどんな存在でしたか?
岩坂: バレーボールは中学1年生から始めたのですが、そこから本当に生活の一部でもありましたし、いろいろな方との出会いもあり、久光スプリングスに入団できました。それ以降もたくさんの経験をさせていただいて、今の自分があります。本当に久光スプリングスには感謝していますし、今までバレーを通じて出会った方々、すべての人に対して感謝の気持ちでいっぱいです。
――今後の久光スプリングス、 Vリーグ、バレーボール界に期待することを教えてください。
岩坂:久光に対しては、今までの優勝できたことなどは過去になるので、これから来シーズンに向けて、選手・スタッフが一丸となって、また新しい久光を作って結果を出してほしいと思います。
――久光から日本代表に招集されているメンバーに対して贈る言葉がありますか?
岩坂: 本当に長い間ずっと一緒に戦ってきたメンバーでもあるので、今日一緒にできなかったことは寂しい気持ちはありますが、その分、違う場所で頑張っているので、応援したいという気持ちでいっぱいです。
―― 今後はどのような形で活動しますか?
岩坂:今はまだ未定なのですが、 今後どうしていきたいかということを個人的にもゆっくり考えていきたいなと思っています。
―― 今後は久光にどのように関わっていきたいと思っていますか? 同期の新鍋理沙さんのように久光に所属して活動される予定はありますか?
岩坂:新鍋のように所属して活動というのとは違う形になりますが、先ほどお話ししたように久光は佐賀に移転しますし、私自身、九州の出身でもあるので、お手伝いできることがあったら関わっていきたいと思っています。
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