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会見・コメント

2021-06-21 18:49 追加

男子五輪代表12人決定。中垣内祐一監督コメント「昨年なら柳田選手も福澤選手も出られただろう。選べなかった全ての選手の思いを背負い、しっかり戦いたい」(全文)

全日本代表 男子

それでは、東京2020オリンピックに出場するバレーボール男子日本代表の内定選手12人を発表いたします。

セッター
藤井直伸
関田誠大

アウトサイドヒッター
石川祐希
高梨健太
大塚達宣
高橋藍

オポジット
清水邦広
西田有志

ミドルブロッカー
李博
山内晶大
小野寺太志

リベロ
山本智大

以上12人となります。

まず、セッターについて。最後、大宅(真樹)選手と極めて高いレベルで競ることになりましたが、選ばれた2人は、よりクイックを安定して上げられたことと、このチームで5年間やってきたというところで少しスタート地点が違ったのかなと。しかしながら、大宅選手も我々の高い要求に答えてくれていました。

アウトサイドヒッターは先ほど申しましたように、サーブレシーブの能力、得点をとっていくスパイク能力を中心に見ました。残念ながら選に漏れた福澤(達哉)選手ですが、彼は合流して以来、精神的な意味で若い選手を指導し、チームをリードしてきてくれていました。そういった意味でベテランとしての仕事を十分に発揮してくれていました。心より感謝しています。
しかしながら、若い、能力の高い選手が数名出てきたこと、これが世代交代のきっかけとなりました。たらればですが、昨年オリンピックがあったならば、この大会には来てませんが柳田(将洋)選手、福澤選手も入ったと確信しているところです。

オポジットはスパイク能力、サーブ能力を中心に選考させていただきましたが、そういった中で選に漏れた大竹(壱青)選手は、2017年から我々のチームで一緒に頑張ってきてくれました。プレーの安定性を考えると、やはり清水に一日の長があったのかなと。それから、清水選手の何が何でも東京に出てやるんだという思いがひしひしと彼からにじみ出てくるわけですけど、そういったプレーなり態度が若い選手に非常に良い影響を与えていると感じています。

ミドルブロッカーは、スパイク、ブロック、サーブそれぞれの安定性、それからネット際での落ち着いたプレーなどを考えますと、選考した3名になってくるのではないかと考えていますが、選に漏れました高橋健太郎選手は日本で唯一ヨーロッパ勢に負けない体格で、ブロック、スパイクは日本では非常に高いレベルにあったということも付け加えておきます。

最後にリベロですが、サーブレシーブということに関していうと小川(智大)選手も極めて高いレベルでこなしてくれていますが、ディフェンス、ディグに関して言いますと、やはり山本選手に一日の長があります。加えて、このチームでのキャリアがあることを考えますと、コミュニケーション能力も高かったのではないかと思っています。

最後になりますが、2017年にこのチームが始動して以来、多くの選手が合宿に参加してくれました。このVNLに参加して、最後に残念ながら選に漏れた5名に加え、これまで参加してくれて、選ぶことができなかった全ての選手の思いを背負いながら、しっかりと戦ってまいりたいと考えております。

また、我々男子チームの合宿にご尽力いただきました地方協会の方々、選手を快く送り出してくれました各クラブ、大学の指導者の方々、各地のバレーボール協会の方々に深く感謝を申し上げたいと思います。

このコロナ禍において、多くの方々が今も困難を抱え、ご苦労されていると思います。そんななかで、我々は東京オリンピックに出場させていただくわけです。感謝の気持ちを忘れずに、最後までしっかりと戦ってまいりたいと思います。

写真提供:日本バレーボール協会

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