2021-06-28 15:40 追加
代表エース西田有志が回復状況と五輪への意気込み「痛みもほぼない。VNLからの12名ではなく日本バレーボーラーの中の12名としてしっかり結果を残したい」
全日本代表 男子
清水邦広への思い
また、同じオポジットとして12名に選ばれた清水邦広は、西田が小学生の頃に北京オリンピックを見てはじめてオリンピックに出たいと思ったあこがれの選手だった。その清水と同じチームで戦うことになり、VNLでは西田の怪我もあって外から清水を見る事が多かった。改めて大先輩である清水についてどう思ったのだろうか。
「清水さんといえばパワーというイメージは僕もあったんですけど、今大会外から見ていて、本当に多くの決め方、フェイント、プッシュ、ブロックアウトをとってらっしゃった。力だけじゃないということを思った。そういういろんな種類の打ち方でハイセットを決めきれる。強く打って決めるのは憧れもあったけど、今はまたそれ以上の技術を身に着けている。そういったところを近くで見れるのをすごく嬉しく思いますし、その技術を自分のものにしていきたい」と、パワーだけではなくなったベテラン清水の背中を見てさらにうまくなりたいという気持ちを噛み締めたという。
西田有志の代名詞・サーブについて
また、西田といえば2019年のワールドカップでサーブ賞を受賞したように、サーブが彼の代名詞とも言える。
「僕にとってサーブとは、流れを一気に変えるワンプレー。大事にしないといけない。他の国もサーブで崩してブロックディフェンスからのトランジションが王道。それを日本がどれだけできるか。自分ひとりだけでなくサーブの効果率を上げていかないといけない。一番ポイントとしてるのはトス。いい状態でトスを上げ、打つコースは人と人の間。延期となったこの1年形にしてきた」。と胸を張る。
目標はもちろん金メダル、初戦ベネズエラ戦が鍵を握る
オリンピックの目標を聞かれて西田は「どの競技の選手の方々もそうでしょうけれど、やはり金メダルですね。それがどれだけ現実的かはおいておくとしても、それはそうです」と断言した。日本の初戦はベネズエラだが、「自分も含め多くの選手が初めてのオリンピックで、プレッシャーもすごいと思うが、ベネズエラ戦に勝てれば流れに乗っていける。しっかり勝っていければそのあとの結果につながっていける」とまずは初戦白星を目標に掲げた。
代表の若きサウスポーエース・西田有志が初書籍!ハイキュー!!作者のイラストや柳田将洋、清水邦広との対談など盛りだくさん!
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