2021-07-11 10:09 追加
荒木絵里香主将「引退した選手や、これまでの3大会、一緒に五輪を目指して戦ってきた選手など、みんなの思いを背負い、力にして最後まで戦い抜きたい」 囲み取材コメント
女子代表・荒木絵里香主将 囲み取材コメント
全日本代表 女子

7月2日に行われたバレーボール女子日本代表の囲み取材の中から荒木絵里香主将のコメントをお届けする。
――4大会連続出場と、2012年ロンドン五輪以来のキャプテン就任について。
荒木:周りのサポートのおかげでやってこれたので、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
ロンドンの時は年齢も真ん中くらいで、竹下佳江さんや木村沙織など頼れる存在もいましたが、今は最年長になり、当時以上に自分自身がやるべき仕事が多くなっています。こういう状況下で開催される五輪で、自国でもあるので、自分の役割や使命がたくさんあると感じています。
――当時と変わらない部分は?
荒木:ミドルブロッカーとしてこの場に選んでもらっているので、ブロックや攻撃面などコート上での仕事や、チームを鼓舞してしっかりやっていくところはどんな時でも変わらないと思います。
――東京五輪が1年延期になり、トータル5年となりましたが、今の気持ちは? 五輪出場を娘さんに知らせた時の反応は? また、VNLを戦ってみて、日本がメダルを獲るために足りなかった部分や収穫などは?
荒木:自分だけでなくチームもそうだし、家族が一緒に戦ってくれました。この1年は特にコロナ禍でいろんなことが通常通りいかない中での生活や競技状況の中、自分だけでなく、みんなが大変な中で進んで、何とかここまで来れたので、しっかりやっていきたいという気持ちです。
娘に五輪メンバーに選ばれたことを伝えた時は特にリアクションはなく、「知ってるよー」と言われて終わりました(笑)
VNLは、とても久しぶりに海外勢と17試合をして、劣勢から逆転して勝つゲームであったりとか、苦しい状況を乗り越える経験をできたことは収穫でした。ファイナルの2連戦はトップになっていくために、あそこをどう勝っていくかだと思うので、そこをみんなで経験した分、五輪までの短い期間でさらにあそこで勝ち切れるようなチームを作っていけるようにやっていきたいと思っています。
――勝ちきるために必要なことは? 例えば強いサーブを打つなど。
荒木:何かひとつではなく、強いサーブを打った上で、相手をよく見ることができた状況でハイセットを決められないようにするとか、全部がつながっていくと思うので、ひとつひとつの精度を全員で少しずつでも上げなければならないと思います。自分たちのサイドアウトの場面でも連続で崩れてしまう場面が多くあったので、そこを「個」ではなく、チーム全員の力でどう切っていくかというところの質を上げていかなければならないと思います。
――出場決定時に発表されたコメントの中に「全身全霊で」という言葉がありましたが、4大会目の今回、今までの3回とは違った部分はありますか?
荒木:これが最後の五輪だと思っているので、全部出し切りたいという思いでいます。
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