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会見・コメント

2021-07-15 19:47 追加

女子代表・石井優希「スタートでも控えでも、どんな役割でも自分が必要とされているのなら徹し、チームに貢献したい」 囲み会見コメント

女子代表・石井優希 囲み取材コメント

全日本代表 女子

 7月2日にオンラインで行われたバレーボール女子日本代表、東京五輪内定選手囲み取材の中から、リオデジャネイロ五輪に続き、2大会連続出場となる石井優希選手のコメントをお届けする。

――中田久美監督体制になって5年、石井選手は2017年からずっと代表に選出され続け、それ以前にも久光で中田監督のバレーを経験していますが、戦術などで変化を感じることはありますか?

石井優希選手(以下、石井):中田監督が代表監督になってからも久光時代から変わることはなく、速いバレー、ワンフレームバレーというのを目標にというか、テーマとしてずっとやってきています。その中でも2017年から毎年セッターが代わり、トスの高さなどは毎年少しずつ違っていたとは思うのですが、今年はより攻撃も速くなったと思います。また、黒後(愛)がライトポジションについたことによって、バックライトからの攻撃も増えて、今までやりたかったバレーで、できていなかった部分が今はできつつあるのではないかと思います。

――セッターが籾井(あき)選手になってからの一番の変化はどんなところだと感じていますか?

石井:ミドルを積極的に使える選手でもありますし、 古賀(紗理那)は(2020-21シーズンの)Vリーグから攻撃が速くなっていますが、それが代表でも継続できているので、より速い攻撃ができていると感じます。籾井もアタッカーのスピードに合わせたトスワークができていると思いますし、チーム全体としても速いトスを要求するようにしています。

――籾井選手のトスは、これまでの4年間のセッターと何がいちばん違っていますか? 監督は、籾井選手は自分のトスをスパイカーに全部確認しているとおっしゃっていましたが…。

石井:今までのセッターと性格が違って、まだ20歳ですけど、すごく積極的で、自分の考えを持っています。今までのセッターは優しいタイプで、スパイカーの意見を聞きながら、セッターが合わせていくケースが比較的多かったのですが、籾井は「自分がこういうトスを上げるから、スパイカーにこう入ってほしい」という指示のできる選手で、「今のトスがどうだったか」という確認も毎回しています。多分ですが、中田監督の現役時代に近いのかなと。中田監督であったり、竹下佳江さん(ロンドン五輪銅メダリスト)のような積極性があるセッターなのかなというふうに私は感じます。

――中田監督のこの5年間の変化、久光監督時代と比べて、今はどう違うのか教えてください。また、先ほど他の方の質問にもありましたが、サーブレシーブの高さ、「ワンフレーム」という部分は変わっていないのでしょうか?

石井:監督は大きくは変わっていません。やっぱりバレーに厳しい方だと思いますし、監督自身がオリンピックやメダルを経験されている分、私たちに悔しい思いをさせたくないからこその厳しい発言というのは、久光時代からもこの5年間もずっとあります。
そんな中でも、ここ2、3年は、監督自身がコーチに任せて、発言を少なくされている部分があり、(言葉で伝えるよりも)見守ってくださっているのかなと感じています。

レシーブは特に高くしているわけではなく、1本目のサーブレシーブは4.2mを理想とした返球でやっています。そんな中でもラリー中になるとバタバタしたり、速すぎるとミドルがなくなってしまうケースがあるので、1本目をとる人の「間」の使い方であったり、状況判断でパスを余裕を持って返すというところはあります。でも、チーム全体として「高くしよう」というような話は特にはしていません。

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