2021-07-22 20:43 追加
越川優選手(V2男子・ヴォレアス北海道)残留発表会見詳細
V男子
--ヴォレアスというチームの底上げについて、「エド監督とのつなぎ役になる」というのは、どういうことをイメージしていますか。
越川:まず、一番には、(自分は)選手だと思っています。ただ、今まで経験してきた中で、外国人コーチとの経験も、日本の中ではけっこう多いほうだと思っています。外国人の監督が伝えたいことが、日本で今までやってきているバレーとちょっとずれているというか、感覚の違いは正直あると感じています。ただ、そこは、文化であり、今までの経験もあるので、差があることが当たり前であると感じています。
そこを理解できる一選手として、選手にしっかりとその練習の意図を伝えたり、選手が思っていることを直接監督に伝えることで、練習自体が充実したものになったり、さらに選手のコンディションについて、トレーナー、選手、監督と、というところで、会話に入っていくことで、またさらに選手のコンディションを上げられたり、怪我のリスクを減らしたり、ということを、第三者的な目として、監督や選手に伝えていけたらいいなと思っています。
--昨シーズンも、練習の時に、エド監督が話したあと、その内容を受けて、越川選手が選手たちに伝えているのを見かけたことがありました。昨シーズンはそれが不足していた感じだったのでしょうか。今シーズンやろうとしていることとはどこか違いがあるのでしょうか。
越川:昨シーズンもそういった試みもやってはいたんですが、やはり、練習自体の達成度、満足度は足らないと感じています。今シーズンは、練習が始まる前に、コーチ陣でしっかりミーティングして、まず、監督が組んだ練習メニューを、コーチ陣が理解をして練習を進めること、そして、理解をしたコーチ陣がしっかりと選手に日本語で伝える、というところを改善することで、更に、選手の理解度、達成度、満足度をあげていけるのではないかと考えております。
--昨シーズン、入れ替え戦で敗れたことについて、何が足りないというふうに感じていますか。
越川:昨シーズンの入れ替え戦の結果は、チームとしてしっかり受け容れて、来シーズンに向けてしっかり修正していかなければならないところだと思っています。ですが、メンバーも代わりますし、相手もどこになるかわからない。ウチ自身も、今シーズン、入れ替え戦に行けるかというのが決まっていない中で、チームとして、何をしていくか、どういうチームをつくっていくか、というのが、まず最初の課題になると思います。
チームの技術のレベルは練習で伸ばしていくしかないんですが、意識のレベルというのは、ただ練習している中では上がらないと思いますし、バレーボールに対する意識のレベル、理解度、というものを、このチームとして、さらにレベルアップする必要があると考えています。
エド監督はすごくいろいろな知識を持っている監督ですので、それをしっかりと彼自身に発揮してもらって、選手がしっかりとついていく、そして、選手自身が考えて、監督が言っていることプラスアルファの部分をしっかり作っていくことが、入れ替え戦で勝ってV1に昇格するところへの近道であり、そのレベルアップがなければ結果は得られないと思っているので、チームとして、しっかりレベルアップしていきたいと思っています。
--古田選手をはじめとする、初期から支えてきたメンバーが退団し、メンバーが大きく代わったことを、越川選手はどのように見ていますか。
越川:先程降旗GMからもありましたように、我々はプロチームとしてやっております。プロチームはワンシーズンワンシーズンが戦いだと思っています。
古田選手、辰巳選手、白石選手はビーチバレーに転向、他の選手は仕事とバレーの両立という点で引退という形を取ったんですが、一人ひとりそれぞれが人生の中で、何年間バレーボールに関わっていくか、ヴォレアスに関わっていくか、というのは、人それぞれだと思っています。今ヴォレアスがあるのは、彼らが作り上げてきたものだと思っていますし、今シーズン契約して戦っていく選手は、これまでのヴォレアスの歴史、まだ短い歴史かもしれませんが、そこをしっかりと理解した上で、今まで作り上げてきた選手、スタッフ、全ての人間に敬意を表した中で、しっかりと今シーズンも戦っていかなければと感じています。
--ヴォレアス2年目、チームとしての目標、個人としての目標をお願いします。
越川:チームとしては、昨シーズン達成できなかった、V1昇格を一番の目標として掲げてやっていきたいと思っています。個人としては、もちろん、個人としてV1昇格に向けて、他の選手と一緒に、必死にチームを鼓舞して、その目標を得るためにやっていきたいと思っています。今シーズン、いろいろな役割が増えたとも思っているので、自分が今までやってきた経験を活かしながら、このチームがレベルアップできるように、そして、組織として前進できるように、やっていきたいなと思っています。
会見映像:ヴォレアス北海道提供
試合写真:出口季里
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