2021-07-27 12:49 追加
河野裕輔のエール! 第2回 ベネズエラ戦分析 日本男子バレーの新しい冒険が始まった
全日本代表 男子
◆総括して
オリンピック開幕戦としては「やりたいことが十分にできた」ゲームだったのではないか。レセプションアタックが思うように取れているため、思い切ってサーブで殴ることができる状態にあった。ブレイクを取るのはなかなか難しいが確実にレセプションアタックを取ることで「負けにくいバレー」を展開していた。
個人的に余り精神論を論ずるのは好きではないが、「負けにくいバレー」で我慢比べに持ち込み相手が雑になったところで、ブロックやトランジションアタックでブレイクしていく「我慢のバレー」が実を結んだ。
中垣内監督、石川主将の言う「まず予選突破」その可能性は決して少なくないと感じたし、「その先」も見えるのではないか?と個人的には期待をしている。
29年ぶりの勝利を掴みオリンピックの扉を開けた日本男子バレー。彼らの冒険は始まったばかりである。この冒険が終わった時に彼らが何を掴んでいるのか。非常に楽しみになる一戦であった。
写真:FIVB
文責:河野裕輔
※プロフィール 河野 裕輔(かわの ゆうすけ) 1975年8月1日生まれ ポジション OP.OH 古河4ますらおクラブ-古河2中-足利工大附高(現足利大附高)-中央大学-JTサンダーズ(現JTサンダーズ広島) 現在社業の傍ら、V.TVにて解説者、オーカバレーボールスクール埼玉校にてコーチ業を勉強中。
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