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バレーボールマガジン>コラム>女子決勝 アメリカが悲願の金メダル カーチ・キライ監督「目標は私の4個目のメダルではありません。米女子バレーが五輪チャンピオンになることです」

コラム

2021-08-09 16:02 追加

女子決勝 アメリカが悲願の金メダル カーチ・キライ監督「目標は私の4個目のメダルではありません。米女子バレーが五輪チャンピオンになることです」

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初の五輪金メダルを喜ぶアメリカチーム

アメリカがブラジルを徹底的に分析し、ブラジル得意のMBの速い攻撃を起点とする全員攻撃を全く機能させない。3-0の圧勝で、アメリカ女子が初の五輪金メダルを獲得した。これでカーチ・キライ監督は、選手としてインドア、ビーチでの金メダルに加え、監督としても金メダルを獲得した。

■決勝 ブラジル0(21-25、20-25、14-25)3アメリカ
第1セット出だしからOHミシェル・バーチ – ハックリーの2本のスパイクなどで、4-0とアメリカがリードする。ブラジルも後を追いかけるが、アメリカのサーブが徹底してOHフェルナンダ・ガライを狙い崩しにかかる。ブラジルはOPロザマリア・モンチベレーのブロックやスパイクでリズムを戻しつつ、ディフェンスも上向いてくる。しかし、アメリカは守備も固く、OHジョーダン・ラーソン、バーチ・ハックリーの攻撃を中心にアメリカが点を重ね、1セットを先取する。第2セットはブラジルがいい出だしを見せるが、OPアンドレア・ドルーズに攻められる。このセットもブラジルはOHガライのレセプションが崩され、トスも合わず、アメリカがリードを広げていく。なんとかOHガビ・ギマラエス、ガライのスパイクで追いつきたいが、アメリカのOHラーソンのフェイントやOPドルーズに押され、最後はブラジルのサーブミス。

攻守に活躍し、負傷者が2人でた時も、チームをまとめたベテランのジョーダン・ラーソン(右)とフォルケ・アキンラデウォ

第3セット、序盤は競り合うものの、ブラジルのミスが増える一方アメリカはトスを散らし、MBの二人のスパイク、ブロックを含め満遍なく攻撃をたたみかける。ブラジルはメンバーチェンジの効果もなく、スパイクのブロックアウトを狙ったり、サーブで活路を見出したいが、逆にアウトになり相手の得点となる。最後はアメリカのキャプテン、OHジョーダン・ラーソンがスパイクを決め、3-0で勝利する。

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