2021-12-10 06:00 追加
バルデス・メリーサ(PFU)「自分たちのいいプレーが出て、楽しい試合だった」、柳田光綺(NEC)「個々の攻撃は決まっても、絡みのプレーがなかったのが敗因」 V1女子会見
SV女子
●坂本将康監督
正直言って感動しました。本当によく頑張ったなと思います。
はっきり言って強い相手ですし、順位も上だし、経験も豊富、そして歴史もある。そういうチームでしたが、臆することなく果敢に戦っていけたことで、第一関門がクリアできた。ゲームの入りも、準備の段階でいいマインドになれたというか、精神的な高揚感もあったのだろうし…。最初は先制されましたけど、そういう気持ちを持って戦いに入れたことが何よりもよかったのかなと思っています。さらには結果を出すことができて、途中、危うい局面もあり、流れがNECさんに行く時もありましたが、勝ててよかったです。
先週の(姫路との2試合連続フルセットに勝ち切った)経験が活きたのか、自信を深めたのもあるだろうし、意地や気迫も見せた。選手が「勝ちたい」というアグレッシブな気持ちを出せたのがいちばんよかったです。
精神的なことばかりになりますけど、まずその部分が整って、技術は練習していること、ミーティングで話したことができている時はきちんと点数をとっているし、できていない時はそこでストップしてしまう。そんな感じだと思います。何より、監督として選手たちを誇らしく思います。
ーー昨シーズンはコロナ禍の影響で遠征がなかなかできないこともありましたが、今回は久しぶりの東日本でのゲームになりました。
坂本:そうですね。僕は東京出身なので、僕にとってはホームという感じですね。関東に久しぶりに遠征し、PFUは横浜本社もあるので挨拶にも行きましたし、アウェイですが、たくさんの方々が応援に来てくださり、とても力になりました。
ーー今季はメンバーが大幅に変わる中で結果も出てきていますが、手応えを感じていますか?
坂本:選手たちがミーティングでよく話し合い、課題を出して毎週やっています。試合に出ていない選手は悔しい思いもしているでしょうけど、それよりも勝つこと、チームとして強くなることの方が大事だと考えているようです。
僕がいつも言うのは、試合に出ていない選手、Bチームが強くないとチームは強くならないということです。練習の時、男性コーチを打ち屋として入れずに、基本的に6対6などは選手同士でやっています。自分たちが強くなるための練習をしていく中で切磋琢磨して、控え選手たちがいつでも出られるように準備をしているから、アグレッシブな雰囲気が生まれるのではないかと思います。総力結集で、普段の練習でいろいろな選手が活躍しているからチームが強くなるという結果になっているのかなとは思います。今日勝ったから言えることですけど(笑)
ーー先ほど鍋谷選手とメリーサ選手がPFUに来てから体作りができたと話していました。チームとしてケガをしない体作りに力を入れているのでしょうか?
坂本:メリーサは高校時代、あまりトレーニングはしていなかったのではないかと思います。なので、入団時から体力作りをしっかりさせました。鍋谷選手も本人がそう言っているのであれば、じっくり体を作ることができているのではないでしょうか。パフォーマンスにも数字として、それが表れていますから。うちのトレーニングは結構スパルタなんです。サーキットトレーニングもハードにやるので、一生懸命取り組んでいるのではないでしょうか。
ーージャン・ティ タントゥイー選手は2019-20シーズンにデンソーでプレーし、2度目のVリーグとなりました。当時とはポジションが違いますが、今季は活躍が目立っている印象です。
坂本:デンソーさんにいた当時はリーグがカンファレンス制で別のカンファレンスだったため、彼女のことはよく知らなかったのですが、ビデオを見て、ミドルでできるのではないかと思いました。バレーボールのインテリジェンスが高い選手です。運動能力やバレーボールの動きに関するIQが高いのではないかと思います。今日はタイミングが合わないこともありましたが、真面目で一生懸命だし、190cm以上であれだけ器用に動ける選手はそうそういないですね。うちのチームにもフィットしたと思います。
同じカテゴリの最近の記事
- 姫路・宮部藍梨「自分のプレー、やってきたことに対して、自信を持ってコートに立てていることが一番大きい」 SV女子 [SV女子] / 2024.11.29
- STINGS愛知・宮浦健人「藤原は奮闘していたが僕、デファルコは戦えていないと思った」 SV男子 [SV男子] / 2024.11.29
- サントリー・髙橋藍「コンディションは非常に上がってきており、チームとのフィット感もいいものが作れている」 SV男子 [SV男子] / 2024.11.28
- 東京サンビームズ・森田英莉主将「個性豊かに、だけど勝負にもこだわりたい」、大門莉珠「厳しい場面でチームを助けたり、流れを変えたい」 Ⅴ女子 [V女子] / 2024.11.23
- VC長野・川村慎二監督「相手のサーブに苦しんだ」、樋口裕希「ブロックディフェンスがなかなか機能しなかった」 SV男子会見 [SV男子] / 2024.11.23
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.