2021-09-16 14:00 追加
石川祐希主将「締まりがないと感じていたので、メリハリをつけることを意識してコートに入った」、大塚達宣「1年間やってきたことを全部出したい」 アジア選手権インド戦会見コメント
全日本代表 男子
■大塚達宣選手
予選グループリーグ戦の最終戦なので、試合に出る、出ないに関わらず、チームでひとつになり、勝ちにいこうと話していました。今日はここまでの3試合で、チームとしていちばんいい戦い方ができたのではないかと思います。しっかり3-0で勝ち切ることができてよかったです。
――初戦はご自身でも納得がいっていないように見受けられましたが、そこから今日の試合に向けてどんなところを切り替えて、どんな効果が出ましたか? また、石川選手の対角に入ったことで感じる部分があれば教えてください。
大塚:初戦は自分の中でいいプレーと悪いプレーがはっきり出た試合だったと思います。それをネガティブに捉えず、試合はどんどん進んでいくので、次のプレーのことを考えるようにしました。昨日の試合前の練習などで、プレーだけでなく気持ちの面でも「次に次に」という気持ちでずっとやってきました。それが今日はいい方向に出たのではないかと思います。
石川さんと対角を組ませていただき、今まであまりなかったので、石川さんの持っているリーダーシップなどは刺激を受けるし、自分もそういう選手になっていかなければならないと思います。逆に髙橋選手や高梨(健太)選手と入る時と、石川選手の対角で入る時の役割も変わってくると思うので、今日は自分は攻撃面などでガンガン攻めていこうと思いました。
――五輪では出場機会が少なくて悔しい思いもされたと思いますが、それも踏まえてのこの大会に懸ける思いや、どんな気持ちで初戦から臨んでいるのかを教えてください。
大塚:東京オリンピックではなかなか出場機会がなく、率直に悔しかったです。アジア選手権は今シーズン最後の大会であるものの、次のパリオリンピックに向けたチームとしての初めての大会という位置づけであるとチームとしても個人でも考えているので、この1年やってきたことをまず全部出すことと、いろいろなことにどんどん挑戦していきたい。そういう気持ちでこの大会を通して戦えたらいいなと思っています。
――東京五輪は大塚選手にとってどんな大会で、パリに向けて、どんなところを磨いていきたいと感じましたか?
大塚:バレーボールではオリンピックが4年に一度のみんなが重要視している大会だと思うので、そこでどこのチームもピークを合わせていて、VNL(ネーションズリーグ)の時と比べて、コートの外から見ていても、海外の選手たちの目の色が違うなと伝わりました。海外だけでなく、自分たちのチームとしても気持ちもすごく入っていたので、オリンピックというのはみんなが本気で優勝を狙いにくる大会なんだなと感じました。そういうところから、次のオリンピックでは自分がもっとプレーで貢献できるようにやっていきたいなと思いました。
プレー面では、ひとつひとつのプレーの質を上げていくということと、自分はまだまだ力強さもないので、もっとそれも身につけたいです。プレーだけでなく、気持ちの面だったり、試合にピークを持っていくために、どういうふうに自分が準備をしていくかということの大切さも、この1年間、国際試合を経験して感じました。 そういったところを全部含めて、これからもっと磨いていけたらと思います。
――今大会から背番号が5になりましたが、福澤(達哉)さんがつけていた番号ということで、ご自身にとって福澤さんがどんな存在だったのかを聞かせてください。
大塚:背番号が5番に変わると言われた時は、正直びっくりしましたが、とても嬉しかったです。高校(洛南高)の先輩でもあるし、文武両道で学業や人間性も福澤さんは優れていたので、そういうところも自分が小さい頃から憧れていた選手でした。そういう選手の番号を受け継ぐことができて、とても嬉しいですし、今後、福澤さんのように日本の中心選手になれるように、これからもっと頑張っていきたいと思いました。
――初戦と違ってスパイクも気持ちよく打って、決まっていましたが、どういうことを意識しましたか? また、石川選手が今大会初めてコートに入ったことにより、精神面や戦術面でこれまでと変わったと感じるところがあれば教えてください。
大塚:初戦は自分としても満足のいくプレーではなかったので、まず、パスからリズムを作っていこうと思いました。今日はパスの質を上げて、その後、攻撃にしっかり入るということを意識してやっていたので、そこから自分らしいリズムが今日は作れたのではないかと思います。
石川選手はプレーで引っ張ることのできる選手だと思います。1セットの中でどこが勝負所なのかということもわかっているので、「チームとして、こうしていこう」という声掛けだったりとか、そういうことを発信してくれて、ありがたく思っています。逆に自分たちも「勝負所はここだ」とかお互いに言い合えるチームの関係だと思うので、どんどん積極的にいろんな声掛けなどをしていけたらいいなと思いました。
写真:坂本清
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