2014-05-03 23:04 追加
黒鷲男女8強決まる 加藤陽一引退コメント
黒鷲男女8強出そろう。加藤陽一・越川優コメント
SV女子 / SV男子 / V女子 / V男子
第63回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会は第3日の3日、大阪市中央体育館で行われ、男女とも決勝トーナメントに進出するチームが決まった。
昨日既に8強が決まっていた男子はプレミア覇者のパナソニックがジェイテクトをストレートで破り、3連勝でA組を1位通過。チャレンジリーグからの3チームは、それぞれ大学チームに敗れた。女子はD組で、決勝トーナメントの最後の1枠が懸かる前回準優勝のNECとチャレンジリーグのPFUがともに勝利して2勝1敗で並んだが、セット率で上回ったNECがトーナメントへと駒を進めた。
4日は男女の準々決勝各4試合が行われる。
元全日本主将・加藤陽一の引退試合となったつくばユナイテッドvs日体大戦の後、花束贈呈と、同じコートで第3試合のあったJT選手も参加しての胴上げがあった。最も印象に残った試合に、海外挑戦の前に優勝したこの黒鷲旗大会を挙げた。「やり残したことは全くありません。公式戦で全てのポジションも経験しました。最初は母親からバレーを教わり、その後何人もの優れた指導者に巡り会えた。今所属しているつくばユナイテッドは経営が悪化して環境も苦しい中、僕を最後にこのような晴舞台に連れてきてくれた仲間達に本当に感謝しています。つくばユナイテッドはクラブチームで、世界的に見ればクラブチームの方が普通です。つくばユナイテッドならではのあり方を今後も考えていきたい。
今日の試合に関して言えば、社会人チームのプライドにかけて勝たなければならない試合だった。それは残念だがしかたがない。
試合後、コートを去る時に越川と話したのは、エースとして、ベテランとして全日本を引っ張っていってほしい、そして今の全日本選手の中で唯一海外を経験している選手として伝えるべきことを伝えていってほしい。後は頼むぞということを言いました。
今後のことはまだ決まっていません。まずはゆっくり休みたいと思います」と語った。
加藤から全日本のあとを託された越川優は「加藤さんとは、アテネOQTの時の合宿で一緒になった時にいろいろ話をさせていただきました。2年前にバレー教室でもご一緒させていただいたことがあります。JTにもいらしたので、今年の決勝の前にもメッセージをいただきました。海外リーグを経験した選手同士ということでいろいろわかり合えるところもあります。これからも立場を変えながらも日本のバレー界を支えていってほしい。全日本に関しては、世界との差は正直あるけれど、代表である以上、勝たなければならない。自分が教えるという立場ではなく、自分のアイディアもぶつけながら、お互いに高め合っていきたいと思っています」とコメント。
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