2022-01-07 06:00 追加
東福岡、鎮西が順当勝ち。駿台学園はフルセットで辛勝。前回ベスト4の清風、市立尼崎が早くもコートを去る。清風・前田凌吾主将「トス回しでチームを勝たせることができず、悔しい」 春高男子2回戦
春高男子2回戦の結果
高校バレー 男子
春の高校バレー(第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会)は6日、東京体育館(東京都)で2回戦が行われた(無観客)。男子は昨年優勝校の東福岡(福岡)、準優勝の駿台学園(東京)、ベスト4の清風(大阪)、市立尼崎(兵庫)などシード校が登場した。昨年末に開催された天皇杯にも出場した鎮西(熊本)は埼玉栄(埼玉)に、東福岡は東亜学園(東京)にストレートで危なげなく勝利し、3回戦に駒を進めた。
東福岡の藤元聡一監督は「昨年の優勝経験者が残っているが、やはり春高のコートは特別な雰囲気があり、硬さが見られた。昨年は大エースの柳北悠李(現・東亜大1年)がいて、みんなをセンターコートに連れてきてくれたが、今年はそういう選手がいなくても点数がとれるように練習してきた。選手は毎年入れ替わるので、連覇は意識していない。今日は変な力みがあり、地に足がついていない感じがしたので、やってきたことを信じて試合に臨もうと選手たちに話したい」と語った。
一方、清風と市立尼崎は2回戦で早くもコートを去った。特に昨年夏のインターハイでもベスト4入りを果たしていた清風は県岐阜商にストレートで敗れるという「波乱」に。1年生からレギュラーとなり、過去2年間準決勝でセンターコートに立った清風のセッター・前田凌吾主将は「2年間、先輩たちにセンターコートに連れてきてもらっていたのに、今日の試合はトス回しで何もできなかった。みんなを勝たせてあげられず、申し訳ない気持ちでいっぱい」と悔しそうな表情で語った。卒業後は昨年末のインカレで優勝した早稲田大学への進学が決まっている。「大学日本一のチームなのでプレッシャーもあるが、レギュラーに入って、それに打ち勝てる選手になりたい」と将来を見据えた。
仙台商(宮城)と対戦し、初戦からフルセットの大接戦となった駿台学園の梅川大介監督は「相手には山元(快太)君というエースがいるので、簡単に勝てないことは予想していた。うちの3年生は選手同士の仲がいいが、脆さもあるので、山元君のようなエースの気概を出してくれれば」と語った。夏のインターハイ決勝では鎮西とフルセットを戦い、あと一歩のところで惜敗。「最後はバテて終わったので、走り込みなど体力強化に取り組んだ」と話す。
大会3日目となる7日は、3回戦に勝利したチームが同日中に準々決勝を戦う毎年恒例の過酷なダブルヘッダーとなる。
【1/6男子2回戦の結果】
日本航空(山梨) 2(22-25,25-16,25-16)1 岡谷工(長野)
霞ヶ浦(茨城) 0(16-25,18-25)2 雄物川(秋田)
佐賀学園(佐賀) 1(25-20,18-25,28-30)2 崇徳(広島)
市立尼崎(兵庫) 1(25-21,17-25,16-25)2 山形中央(山形)
松阪工(三重) 0(16-25,20-25)2 川内商工(鹿児島)
県岐阜商(岐阜) 2(25-20,25-21)0 清風(大阪)
玉野光南(岡山) 0(21-25,12-25)2 習志野(千葉)
鎮西(熊本) 2(25-18,25-17)0 埼玉栄(埼玉)
足利大附(栃木) 2(25-15,25-17)0 石川県工(石川)
郡山北工(福島) 2(25-16,25-22)0 東京学館新潟(新潟)
開智(和歌山) 1(18-25,25-21,23-25)2 高松工芸(香川)
星城(愛知) 0(22-25,24-26)2 日南振徳(宮崎)
東福岡(福岡) 2(25-20,25-18)0 東亜学園(東京)
仙台商(宮城) 1(25-20,23-25,20-25)2 駿台学園(東京)
東海大相模(神奈川) 1(21-25,25-21,23-25)2 東海大札幌(北海道)
高川学園(山口) 2(25-16,25-20)0 東海大菅生(東京)
【1/7男子3回戦組み合わせ】
足利大附vs山形中央
雄物川vs県岐阜商
高松工芸vs東海大札幌
川内商工vs日本航空
日南振徳vs駿台学園
郡山北工vs崇徳
鎮西vs高川学園
東福岡vs習志野
写真:坂本清
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