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バレーボールマガジン>インタビュー>石井優希「1年1年やり切りたい。自分自身に自信があったら、パリも目指すと思います」 久光スプリングス 皇后杯優勝インタビュー(後編)

インタビュー

2022-01-13 17:00 追加

石井優希「1年1年やり切りたい。自分自身に自信があったら、パリも目指すと思います」 久光スプリングス 皇后杯優勝インタビュー(後編)

V1リーグ 女子

──チームの変化や成長を感じますか。

石井:久光スプリングスのミドル(ブロッカー)陣には若い選手も多く、昨シーズンは荒木(彩花)が試合に出ていたり、今シーズンは、最初は濱松(明日香)が、皇后杯では平山(詩嫣)が出るという感じで、1、2歳差の同年代の選手たちが切磋琢磨できている。今シーズンは特に、メンバー固定というよりも調子の良い選手、チャンスをものにした選手を使っていくパターンが多いので、それが向上心につながっているとも思います。中でも、中川(美柚)がすごく頼もしくて、ディフェンス面でも安定してくれています。ライトからの攻撃が決まると、レフト陣もすごく助かるので、中川の成長が一番大きいんじゃないかな。みんな頑張っていますね。

──皇后杯でMVPを取った井上(愛里沙)選手の成長も感じますが。

石井:井上は点数をたくさん取ってくれるので、完全にチームの軸、得点源。私がコートに入ったときには、なるべくディフェンス面をまかせてもらって、井上に良い状態で攻撃に入ってもらうことを意識しています。

──この2シーズン、リーグで7位、8位でした。悔しさがあると思います。

石井:やっぱり優勝したときの嬉しさを知っているじゃないですか。だからこそ、7位、8位が悔しくて、すごく苦しくて……。世代交代というか、メンバーを固定していたのでうまくいかなかったのかなと考えたり。どこのチームもそういう時期があると思うんですが、いろんなメンバーを使っていくようにしていく中で、だんだん良くなると思っていたので、それが今季につながりました。正直、思ってたよりも早く結果が出たなと感じています。

──結果が出ない間、自分はもうダメかな、限界かなと思ったこともありましたか。

石井:すごくあります。やっぱり若いときの勢いというのはなくなるじゃないですか。日本代表でも、若い選手がいる中で、30歳の自分は何で貢献していくかと考えていました。勢いがなくなった分、経験から冷静な判断ができるようになったり波が少なくなっているので、そういう部分かな、とか、いろいろと。

──この年齢になり、この先、バレーボールとどう付き合っていきたいですか。

石井:バレーボールは、小学校2年生からずっとやっていることなので、いい終わり方をしたいなと思っています。1年1年やりきりたい。それに結果がついてくれば本当に何も言うことないですね。

──石井選手のこれからの夢や願いは何でしょうか。

石井:今、バレーボール人口が減ってきていると思いますので、バレーボールの人気がもう1回上がっていくように、選手としては、魅力ある選手でいたいなと思いますし、バレーボールって楽しいなと思ってもらえるような試合や見せ方を、自分でもそうですし、チームを通しても、 V リーグとしてもやっていきたいと思います。長い目で見たときには、引退した後もやっぱりバレー界で貢献することが自分とっても一番いいことだと思うので、何かしらバレー界で生きていけるように。そんな人間になれるように頑張っていきたいと思います。


【プロフィール】
石井 優希(いしい ゆき)
1991年5月8日、岡山県倉敷市生まれ。母の影響で小2からバレーを始める。就実高では主将を務め、インターハイや春高などに出場した。2010年久光製薬スプリングス(現・久光スプリングス)入団。攻守の要として活躍し、2017/18シーズンの優勝時にはMVP、ベスト6、レシーブ賞を受賞した。一方、日本代表には2011年に初登録。2016年リオ五輪、2021年東京五輪をはじめ、ワールドカップ、世界選手権にも2回ずつ出場している。

写真:堀江丈

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