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バレーボールマガジン>会見・コメント>PFU・堀口あやか「坂本監督の指導は全てのことが勉強になっているというか。本人を前にしては言えないのですけど(笑)」、埼玉上尾・岩崎こよみ「出産、復帰。自分がやりたいことをチームが受け入れてくれました」

会見・コメント

2022-03-05 12:56 追加

PFU・堀口あやか「坂本監督の指導は全てのことが勉強になっているというか。本人を前にしては言えないのですけど(笑)」、埼玉上尾・岩崎こよみ「出産、復帰。自分がやりたいことをチームが受け入れてくれました」

SV女子

■埼玉上尾メディックス

●岩崎こよみ選手(セッター)

第3セットは前半にリードされてしまったんですけど、しっかり3-0で勝つことができて良かったと思います。

●佐藤優花選手(アウトサイドヒッター)

「ホームゲームで2連勝しよう」ってみんなで言っていました。スタートから良い入りができて、リードされる場面もあったんですけど、最終的にストレートで勝つことができてよかったです。

ーー岩崎選手に。途中からコートに入りましたが、どこに重点を置いてのプレーになりましたか?

岩崎:試合前のミーティングで相手のブロックシステムや特徴を頭に入れています。それを参考にしながら試合の流れを見ていました。その通りなのか、違うやり方で来ているのか。相手ブロックのつき方を意識して、ブロック枚数をなるべく少なくして攻撃できるように、そういう意識でコートに入りました。

ーー実際それは上手くできた?

岩崎:ミドルの決定率も良かったですし、ミドルを囮にしてサイドに振る展開も何本かできたので。まあまあ良かったかなと思います(笑)

ーーマルコス監督の元でプレーしてみての感想は?

岩崎:国籍とか関係なく、いろいろなタイプの監督さんがいます。そして、同じくいろいろな考え方があると思うんですけど、彼は闘志を前面に出すことを求めています。そういうところに自分たちも影響を受けていて、流れが悪い時とかは積極的に声を出して盛り上げようと。セッターとしては、相手のブロックを見ることに関してすごく言われます。ブロックの枚数が多くなってしまうと、指摘される。ブロックを見ることをより意識するようになったかなと思います。

ーー岩崎選手は「打てるセッター」ですが、スパイクを打つことに対して監督はポジティブな考え方をしますか?

岩崎:ツースパイクとかサーブに関しては積極的ですね。チームはライトサイドにロレンネがいます。彼女はバックアタックもありますので、自分がライト攻撃の1枚として考えられてはいないと思います。ただ、打つふりをしてフェイクを入れてトスをあげたりとか、そういう自分の持ち味になる得意なことはどんどんやれと言ってくれています。

ーー佐藤選手に。攻撃の軸として定着しました。ここまでの感想、攻撃面での課題を挙げるとすれば?

佐藤:シーズン前半は相手も自分への対策がしきれていませんでした。それもあって点を取ることができていたのですが、ここ最近の試合は自分としては納得のいくプレーができていません。今日も良かったという感覚はないのですが、どういう形であれ、点を取らないと私がコートに入ってる意味がなくなります。相手を見て、コートの空いているところにボールを落としたり、打つことをやっていく。もう少し決定率を上げていかなければと思っています。

ーー監督から要求されていることは?

佐藤:ブロックは絶対ついてくる。ブロックの正面だったり、下に打つんじゃなくて、強く奥に打つように常に言われています。

ーーシーズンも佳境です。攻撃以外でチームの力になれるところは?

佐藤:パスの部分で狙われてしまい、周囲にカバーしてもらっています。自分の守備範囲が狭くなっているんですけど、そこの狭い範囲でしっかりAパスBパスをしていかなければ。そうすればチームはもっと楽に勝てるようになりますし、点もさらに取れるようになってくると思います。課せられた最低限のことはしたいなと思います。

ーー岩崎選手に。佐藤選手を活かすためにはどういうトスを配球したいと思っていますか?

岩崎:スバル(佐藤選手)は本当にどんなトスでも打ってくれるし、決めてくれます。ハイセットになっても丁寧に上げておけばスバルなら何とかしてくれる、そういう気持ちがあります。どうしても「お願い」と任せなければならない場面が多くなってしまうので、Aパスの時にはミドルを囮にしてブロックを1枚ないし1.5枚にしてスバルに気持ちよく打たせてあげたいですね。

ーー2017年に、この埼玉武道館で岩崎選手にインタビューさせていただき、「ママアスリートになることも考えている」というお話をお聞きしました。それが今、実現したわけですが、今、感じていること、あるいは想定と違ったことなどがあれば教えてください。

岩崎:出産して、プレーヤーに復帰する。自分がやりたいことをチームが受け入れてくれました。妊娠中も契約を継続していただきましたし、リハビリにも協力していただきました。自分が思っている以上に早くリーグ戦に復帰できたので、本当にありがたいなと思っています。

もちろん、大変なことも想像以上にたくさんあります。遠征の時に息子を連れて行くのですが…。今、コロナ禍ですし、なるべくなら連れて行かない方法を取りたいのですが、やはり夜に起きてしまったり、私自身も息子のことが心配になったりするので…。ホテルを取るとか新幹線の手配とか、チームに協力してもらっている部分も多いんですけど、自分で先の想定をしてスケジュールを立てていかなければなりません。

今までは自分のため、バレーボールのためにどうコンディションを上げるかを考えていればよかったのですが、それにプラスして家族のことを考えなければならない。大変ではありますが、家族やチームの協力もあって何とかできています。本当にありがたいですし、自分がやりたいと言ったことですから、楽しんでやっていけたらと思っています。

ーー内瀬戸真実選手から「代表で一緒にプレーした岩崎選手のトスをまた打ちたかったのも埼玉上尾に移籍した理由」と聞きました。

岩崎:そうなんですか? マミ(内瀬戸選手)も本当に何でも打ってくれるますし、どんな時でも呼んで入ってくれるので頼もしい存在です。ただ、自分は速いトスがあまり得意ではないので、そういう部分では迷惑をかけているというか、全部が全部マミが打ちたいトスを配球できているわけではないと感じています。ただ、彼女の存在は本当に心強いです。

ーー佐藤選手も久しぶりに岩崎選手のトス打ったわけですが、どのような感想ですか?

佐藤:岩崎選手は自分が埼玉上尾に来る前から知っている存在、すごい選手だとずっと思ってきました。またコートに一緒に立つことができて、そして岩崎選手のトスを打つことができるのはすごく嬉しいことです。経験抱負なので、トスだけに限らず、いろんなことでちょっと頼ってしまう。そんな気持ちがありますね。逆に、(山﨑)のの花がコートに入っている時は、私より年下ということもあり、お互いに助け合いながらやっている感覚です。

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