2022-03-13 05:56 追加
ファイナルステージ開幕。ルートイン、群馬銀行が勝利。過酷な状況に向き合うアランマーレ、GSS東京は強力コンビで台風の目になるか V2女子
V女子
■GSS東京サンビームズ
ーー松浦未波主将に。張心穆意選手とのコンビについて。数シーズン、双方に各々のケガの影響があった。ようやく完調な状態でコンビが組めているのでは?
松浦:1つ前の試合からコンビが合ってきている手ごたえを感じている。今日はミドルとのコンビ、ミドルとサイドが絡んでくるコンビに対して自信を持ってトスを上げることができたと思う。
ーー張心穆意選手に。松浦主将のトスを気持ち良く打てているのでは?
張:高校から日本に来てバレーをやっているが、松浦主将のトスが一番打ちやすいと感じている。呼んだら絶対上げてくれる。とても上手なセッターです。
ーー伊藤きわ美選手に。今シーズン初出場に対する感慨は?
伊藤:リハビリを頑張ってきたが、今シーズンは試合に出場できるとは思っていなかった。ファイナルステージに出場できることになって、間に合った。バレーボールができることがすごくありがたいなと感じている。とにかく楽しんでやろうと思う。
ーー群馬銀行の印象は? 以前所属していたチームだが。
伊藤:一人ひとりが冷静にプレーしていると思う。連携もしっかりできている。役割が明確になっていると感じた。クラリッチ・カルラ選手が加わったが、レシーブができてスパイクも打てる選手が一人いるだけでこんなにも違うのか、とも感じた。
ーー色摩知巳監督に。ファイナルステージでの目標は?
色摩:ファイナルステージに行けたのは奇跡的というか、運が良かったのだと自分たちでも思っている。でも、このグループに入ったからには自分たちも優勝を狙ってプレーするし、最終日まで混戦になるように食らいついていければと思う。今日のような試合ができれば自分達にも勝機はあると思っている。伊藤が入ったことによって守備が安定した。やっと全員が揃った。残りの試合も楽しみつつ勝ちに行きたい。
■群馬銀行グリーンウイングス
ーー高橋悠監督に。今日のGSS東京はセッターとミドルが抜群に良いコンビだった。想定以上でチームが混乱したということは?
高橋:相手のコンビに我々が対応できず、第1セットを取られてしまった。攻撃のパターンとしては想定していたが、決められているゾーンを察知してディガーを配置し、冷静にボールを捌ければもう少し早い段階で追い上げられたと思う。
ーー落ち着きを取り戻せたのはどの段階か?
高橋:第1セットはサーブレシーブの部分で相手の意図するプレーにはまってしまった。ラリーに持ち込まれると張選手に決められてしまう。サーブレシーブを修正できてから、こちらのオフェンスのリズムが取り戻せた。
ーー課題でもあったバックアタックが効果的に出せていたと思うが。
高橋:一つの武器になったと感じている。相手がブロックにつけない状況の中でバックローを展開できた。
ーー松尾選手に。今日のミドルの使い方について。
松尾:速い攻撃で攻め通すことができなかったのは反省点。寺坂選手のセカンドテンポが当たっていたので、そちらにスイッチできたのは良かった。フロントクイックも含めて、少し課題は残った。
ーー寺坂選手に。特に序盤、苦戦していたチームを救う働きだったが。
寺坂:引いてしまうと相手もリズムに乗って攻められてしまう。トスが乱れたらセカンドテンポに呼び変えて、攻め返す攻撃ができたのは良かった。
ーー田中選手に。今日は相手のセッター、ミドルのコンビに手を焼いたのでは。
田中:トランジションであの攻撃を仕掛けられると自分たちもすごく苦しいところはあった。第2セット以降はディグをしっかり上げることを意識して修正できたと思う。
ーー明日は、後がなくなったアランマーレが猛攻してくると思うが、どのように戦うか。
田中:勢いで押してくるチームなので、そこに自分たちが飲まれないようにする。攻撃とサーブで引かずに攻め続け、自分たちの高さを活かしてブロックディフェンスをやっていけば勝てると思う。
本日の試合を終えての勝敗は以下の通り。
群馬銀行(1勝0敗、6ポイント)
ルートイン(1勝0敗、5ポイント)
アランマーレ(0勝1敗、1ポイント)
GSS東京(0勝1敗、0ポイント)
撮影 堀江丈
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