2022-03-31 07:00 追加
WD名古屋・小川智大「大事な試合で力を発揮できたのは僕にとってもチームにとっても自信になった」V1男子会見
V1男子 WD名古屋会見
SV男子
3月27日にエントリオ(豊田合成記念体育館)(愛知県)で行われたバレーボールV1男子、WD名古屋対サントリーの試合後会見コメントのうちWD名古屋分をお届けする。
■WD名古屋
●クレクバルトシュ主将(オポジット)
勝てたことを非常に嬉しく思います。サントリーさんが昨日の負けの翌日ということで非常に激しい戦いになることは予想をしていました。
サントリーさんも非常に素晴らしいチームですので、今後対戦はあるかわかりませんが、将来的に他のチームを困らせる素晴らしいチームだと思います。
何とかこの週末2勝ができて、生き残ることができてよかったです。
●小川智大選手(リベロ)
今日勝ててホッとしています。この2試合は大事な試合と僕自身も思っていて、その中で力を発揮できたのは僕にとってもチームにとっても自信になったと思います。
こういう気持ちを忘れないで水曜のジェイテクト戦に臨みたいと思います。
●山崎彰都選手(アウトサイドヒッター)
昨日は3-0で勝てて、今日はサントリーさんは負けを受けて強気で攻めてくると思っていました。第2セット僕たちがそこに押されてしまって、落としてしまいました。
第3セット始まる前に皆で切り替えてセットを取りに行こうことを言っていました。それが実行できて第3、4セット取ることができて良かったと思います。
――サントリーがビッグサーバーもいる中でショートサーブなどを織り交ぜて揺さぶりをかけてきたがどのように対応したか?またその評価は?
小川:ショートサーブ、スピンサーブを打ってくるというのはミーティングの時点で分かっていたことでした。それに対して毎ボール準備をしていることが大事なことです。
やれたからどうということではなく、次のボールに対してショートサーブもビッグサーブもあることを踏まえて準備するだけです。
評価としてはそんなにやられていなかったので第2セットは相手にブレイクされて気持ちが切れましたが、第1、3、4セットに関しては自分に対していい評価をつけられ、かなり良かったと思います。
サイドの2人も頑張ってくれたと思います。
山崎:昨日はサントリーさんのサーブミスが多くてレセプションをする回数が少なかったです。
今日はミスも少なく、ショートサーブなどで揺さぶりをかけて来ていました。そこで何本かエースは取られましたが、そこで切り替えて次のボールで切っていくことができていました。
第2セットは何本か連続で取られてしまったので、すぐ切り替えてやってはいましたが、取られたことは課題です。来週のジェイテクト、パナソニック戦ではそういうことがないように練習をしていきたいと思います。
――サーブに関して、バックライトへクロスのサーブ、ストレートにショートサーブを打ったりいろいろしていたがシーズンを通していろいろなアドバイス、経験を積んだことでそういう形になったのか?
山崎:ショートサーブは自分で狙いに行くときもありますが、相手が嫌なところがどういうところかを小川選手からサーブを打つ前にアドバイスを頂いて自分でそこに打つということを決めるということがあります。
リベロに取らせずサイドに取らせれば相手もきついと思います。(逆の立場で)自分もきついと思うことがあります。なるべくアウトサイドを狙って揺さぶりもかけて今日はそれが良く働いたと思います。
――思い切り腕を振っている中でミスが少ないが、今シーズンのサーブに関する変化は?
山崎:練習の中ではトスを前気味に出してヒットポイントをコートの中でできるようなスパイクサーブをいうのがクリス監督や(ポール)ロバートコーチに求められているものです。
個人的にそれが実行できたときに速いサーブ、いいサーブが打てています。なるべく試合でそれを出せるようにまずトスを大事にしてやってきています。
気持ちが乗っているときは自分の打ちたいところで強いサーブが打てています。次に点数の状況を見てあまり攻めすぎないというのを自分で判断してサーブミスを出さないで相手にプレーをさせて点数を取りに行くことを意識してやっています。
――小川選手に。数字を見ると昨日に比べサントリーのアタック決定率が上がっているが相手が変えてきた点は?
小川:こちらのサーブが第3、4セット良かったですが、第2セットはフローターサーブがリベロに寄って(レセプションの)数字が良かったからうまい具合にスパイカーに散らされて決められた感じです。
サーブが良かったときは向こうも苦しくてムセルスキー選手のアタックもそこまで決まっている感じではありませんでした。昨日と変わったことはあまりないです。
――相手のレセプションが崩れたか?
小川:大分崩れてくれました。
――クレク選手に。外からはサーブが走っているように見えたがご自身では?
クレク:試合の中で一番大事なのは勝つことです。自分のサーブがどうかというところはあまり気にはしていません。
実をいうと試合中細かいところは気にはしていませんが、いいリズムを持って打てた、相手結果的に苦しませることができたということは嬉しく思います。
すべての試合でそれができることを望みながらやっていますし、今日全体としてチームのサーブが走った印象を受けています。
――序盤に比べてチームとしての精度が上がっているように見えるが。
クレク:今シーズンを通して、より良いバレーボールを見つけ出すために取り組んできました。
非常に大きく変わったと感じています。今シーズンはコーチングスタッフが新しく変わり、彼らのやりたいバレーボールに対応しなければなりませんでした。
今はその求められるバレーボールに少しずつ調整ができてきて、やるべき、やりたいことが明確になって取り組んでいます。チーム内でさらに理解が深まってプレーができていると思います。
その辺りはコートの外からプレーを見て頂いておそらく気づいて頂いていると思います。それでもこのチームは沢山のポテンシャルを持っていると思います。強豪のサントリーさんに2連勝をできる力を持っているチームです。
その中で成長できる部分を残しているので楽しみにしていただければと思います。
(会見後)
クレク:(耳打ちをして小川選手に)いいこと言っただろう。
小川:クレクさん本当に凄いですね。
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