2022-04-01 19:55 追加
FC東京手原紳「音響に頼らない応援は本当に独特で力になるものでした」長友優磨「あと1点をとることがずっと僕の課題」
SV男子
――長友選手に。相手のティリ監督が途中で長友選手が入って流れが変わったとおっしゃってたんですが、ご自身で今日のプレーを振り返ってみていかがでしょうか。
長友:あと3試合ありますけど、今日全部出し切ろうという気持ちで準備していたので、3セット目もう足がつっても5セットやって勝つ気でいたので、足がつっても最後までやり切ろうという気持ちだったので、勢いじゃないですけど、今このメンバーで楽しんで試合しようという思いを持ちながら試合していました。
――あと1点取るのに何が足りなかったと思いますか。
長友:その1点というのが僕の中で毎年毎年課題で、勝負どころの1点でミスっちゃうというのが僕自身、この何年かずっと続いちゃってるというのは間違いないのです。決して気持ちが落ちているわけではないですし、どう改善していこうかなって毎年思っているんですけど。この1点を乗り越えたら強くなれるとか、試合の中で思ったりしていますけど、それがまだ結果に繋がっていないというのが現状なのかなと思います。
――手原選手、セッターとしてその1点を取り切るためにどうすればいいと思いますか。
手原:そうですね。今振り返るとポイントポイントで、いろいろ気づかせてくれる人がいたり、それをチームとして締めてくれるような人がいたなと思います。それを自分たちからそれに気づいて、そういうことを言わせないようにしないといけないけど、傍から見ていてそれに何か感じた人が、今日はたるんでいたからしっかり集中しようという人がいたり、マンネリしてきているからもっと毎日の積み重ねをしないといけないっていう。そうやってポイントを押さえてくれる人がいたときに、それをもっと自分たちで感じてそういうことを言われないような空気感でもっとあれたら日々の積み重ねというのがもっとよくなったんじゃないかなと思います。
――小田嶋選手から見てどうですか?
小田嶋: そうですね。うちのチームは、大砲みたいな大型の選手がいるわけではないので、やはり誰かにブロックが偏ってしまうと厳しい展開にはなりやすいと思うので、そこで鍵になってくるのがミドルの攻撃だと思います。今日もなかなか決まりませんでしたし、打数もそこまで使うことができてなくて、結果的に終盤に長友選手だったりクヴァーレン選手にブロックが寄ってしまいっていうことになってしまうので、やはりそこのミドルの攻撃力をもっと上げていくことで、終盤になったときに窓を絞られず、サイドにも負担がかからず決めやすい状況になるんじゃないかなと思います。
――全選手に。今日が最後のホームゲームでしたが、終えたからこそ思うFC東京のホームゲームの良さを教えてください。
小田嶋: サーブの時に拍手をしたりするというのは、たぶんうちが最初にやったような感覚が自分の中であるので、そういったところで一体感というか盛り上がりがあるのかなと思います。あとはサッカー譲りの応援スタイルも、本当は生の声が聞けたらいいなというのはあるんですけども、それでの一体感というのがうちの良さだと思います。
長友: 僕もサポーターの生の応援がホームならではですし、1番の力になっていました。音響じゃなくて本気で声出して応援してくれているというところではすごく力になっていましたし、ダメな時にははっきりダメと言ってくれるので、本当にずっと最後まで一緒に戦ってくれていたなという感じでした。
手原: 音響でいろんなチームが応援していると思うんですけど、音響で盛り上がっているというよりは、僕たちは例えば手拍子とかでお客さんも音響のひとつとして手拍子があったりっていうので、本当にそれの一体感というか熱量で盛り上がっている感じでした。大きい音を流していてそれで会場がうるさかったら、同じような音のうるささというか盛り上がりかもしれないですけど、それを一緒にやって体感するかというところで、一緒に楽しめているんじゃないかなと思います。試合自体を見て楽しむのもそうですし、一緒に手拍子することを通して、点数が入ったらより手をたたいてくれるだろうし、悔しくても手をたたくだろうし、そういう意味で一緒に戦っているという意味で、音に頼っていないところでこの応援のスタイルはVリーグの中では特徴的だと思っていますし、本当に心強かったし、ありがたいなという気持ちがありました。
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