2022-04-08 12:49 追加
久光・石井優希「SNSなどを通じて背中を押してくださっているファンの皆さんにいい結果を届けたい」、NEC・島村春世「久光さんはベンチを含め、数字に出ない部分でも素晴らしかった」 V1女子会見
SV女子
●石井優希選手
大事な一戦をストレートで勝てたことは大きなことだと思います。内容としては、水曜のJT戦でもできていたように、サーブで崩して、ハイボールで的を絞って、 ブロックディフェンスの強みでこちらが切り返して、点数につなげられた部分がよかったのがひとつです。あとはバックアタックの得点は少なかったものの、ミドルからの攻撃など打数のバランス的にもよかったと思います。 今日の勝利も明日勝たないことには意味がなくなってしまうので、しっかりまた切り替えて、明日もスタートから今日のようなチームの雰囲気と自信だけを持って戦っていきたいと思います。
●中川美柚選手
今日の1戦はチーム全員に勝つという気持ちが表れていて、 しっかり気持ちを込めて戦えた試合だったと思います。自分自身はオフェンス面であまり役割が果たせませんでしたが、その分、他の方たちに点数をとっていただきました。調子が良くない日は自分の役割をしっかり徹底してやろうと頭を切り替えてやっていましたが、それでもオフェンスをもっと頑張りたいと思うので、次の試合は今日以上にしっかり気持ちを作って、負けないぞという気持ちを表して頑張りたいです。
――石井選手に。今日の1戦はファイナル3に進めるかどうかが懸かっている大事な試合でしたので、ファンの方々もツイッターに「#玉川大決戦」というハッシュタグをつけたりして盛り上がっていましたが、ご存知でしたか? そういうファンの盛り上げに対しての感想も教えてください。
石井:そういうハッシュタグがあることはぼんやりとは耳に入っていました(笑) 直接対決で本当に最後の最後、ギリギリまでわからないというところは、ファンの皆様がワクワクドキドキすると思いますし、私個人も今日の試合はワクワクしていて、その気持ちがプレーにも出たと思っています。会場に来られなくても、V.TVで見て背中を押してくださっている久光ファンの皆さんの気持ちがとても嬉しいですし、いい結果を届けられるように、明日もまた頑張りたいと思います。
――中川選手に。今季はオフェンス面やサーブも成長していると思いますが、成長のきっかけや意識の変化はありましたか?
中川:今シーズン始まる前のオフシーズンでの取り組み方が今シーズンのリーグにつながっていると感じています。サーブに関しても、オフシーズンから取り組んでいたことがやっと今になって自分の形にできているなというのを感じます。
――サーブについて詳しく教えてください。
中川:ポイントとしてジャンプをすることと、強く叩くことを意識して取り組んでいました。それがようやくフィットするというか、 「こういう感じなんだ」という感覚がわかって、試合中のどの場面でもサーブを攻めることができるようになったのかなと思います。
――石井選手に。ベテランとしてチームを支えたり、引っ張ったりしていますが、ご自身の中で若手の時との心持ちの変化はありますか?
石井:私自身、負けず嫌いなところや人と比べるというところもあり、「絶対自分が決める」とか、自分への欲というのが若い時にはすごくありました。そして、逆にそれが力みにつながったりもしていました。今も「大事なところでは自分が」という思いはありますけど、 欲がなくなり、誰がとっても同じ1点なので、自分のやるべきことを最低限やることと、若い選手たちの勢いを借りながら、攻守ともに安定もしなければならないという思いです。中川や濱松など若い選手がコートに入っているので、余計にベテラン組は落ち着いて、安心材料にならなければならないと思っています。考え方に少し余裕が出てきたというか、よくも悪くも欲がなくなったのが今はプラスにつながっているのかなと思います。
――中川選手に。先ほど石井選手はこの試合をワクワクする気持ちで迎えたとおっしゃっていましたが、中川選手はどう感じていましたか?
中川:私自身もワクワクする気持ちで臨みましたが、今シーズン後半になってからはファイナルに行けるかどうかという中で戦っていたので、そういう状況では先を見過ぎずに目の前の1戦にただただ気持ちを込めて戦うだけと思っていました。今日の試合も明日のことは考えずに、全力で攻めて楽しもうと思って入りました。
――石井選手に。先ほどの質問と関連しますが、経験豊富な立場として、今日の試合にあたってチームに対して、どのような声を掛けていましたか? また、明日に向けてはどんな声掛けをしたいと考えていますか?
石井:私が特に何かみんなに声を掛けるということはないのですが、みんな今日はそれぞれの仕事に徹していたと思うし、点数がリードしていても気を緩めていない空気感はすごく伝わりました。明日はNECさんも絶対に何かしら変えてきたりとか、気持ちの面でもう一度入れ直してくると思います。それに負けないくらい自分たちは挑戦者の気持ちで、プレーよりもまずは気持ちから上回って戦いたいなと思います。
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