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コラム

2022-05-12 14:55 追加

河野裕輔のエール!16稿 2021―22シーズンの締めくくり!黒鷲旗ファイナル振り返り サントリーvsジェイテクト

河野裕輔コラム

SV男子

元バレーボール日本代表で、JTサンダーズ広島でも活躍した河野裕輔さんのコラム。現在はVTVの解説でも活動中の河野さんから見た試合の注目ポイントを、わかりやすく説明していただきます。

皆様こんにちは。2021-22シーズンがついに終了、その締めくくりとして4/30~5/5まで大阪にて開催された第70回黒鷲旗全日本男女選抜大会の男子ファイナルである、サントリーサンバーズvsジェイテクトSTINGS戦にスポットを当てて振り返る。この大会は毎日新聞のサイトでアーカイブ視聴が可能なため、是非ご覧いただきたい。
https://mainichi.jp/kurowashiki2022?cx_fmt=2204kurowashiki&cx_plc=bnr&cx_cls=ova

◆代表選手の不在を十分にカバーした両チーム!
 今大会の最大の特徴といって良いのかは迷うところであるが、各チーム代表メンバーが不在であるという特徴がある。そして決勝で当たった両チームにおいても例外ではなくサントリーはS(セッター)大宅真樹、ジェイテクトはOP(オポジット)宮浦健人、MB(ミドルブロッカー)村山豪を欠いてのゲームとなった。そこに変わって入ったサントリーS西田寛基、ジェイテクトOP都築仁(ジェイテクトMBは陳 龍海、福山汰一、村山がその時々でゲームに出場していたため他ポジションと比較すると影響は少ないと思われる)がしっかりとチームを支えた。
またL(リベロ)のポジションにサントリーは喜入祥充、ジェイテクトはベテランの興梠亮を抜擢。両チームとも、リーグ終了後からの短い期間できっちり仕上げてきていた事に敬意と賞賛を送りたい。

◆黒鷲旗で引退を表明した選手達
毎年の事ではあるが、Vリーグ終了後や黒鷲旗終了後にチームを去る選手が発表されるため、今大会がラストマッチとなる選手も多数出ている。ファイナルを戦った両チームにおいてもサントリーはL鶴田大樹、OH松林 憲太郎、MB加藤久典と3名の選手がVリーグ終了後に、ジェイテクトはLで出場した興梠亮、S久保山尚、小林光輝、OH郡浩也、フェリペフォンテレスと5名の選手が今大会終了後にチームを離れる事となった(郡、フェリペは移籍)。また決勝のチームではないが、東レアローズのレジェンド、富松崇彰、同じくパナソニックパンサーズの白澤健児もこの大会を最後に現役生活を終えた。
彼らのプレーを見られなくなるのは非常に寂しく、「まだまだ第一線で出来るんじゃないか」という思いもあるが、今シーズンでチームを去る全ての選手に対し、お疲れ様とありがとうを伝えたい。

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