2022-06-02 16:13 追加
欧州CL女子ファイナル ワクフバンクが優勝 ガビ・ギマラエス「誰も私たちを止められないとみんな信じていました」
欧州CLゲームレポート
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5月22日スロベニアのリュブリヤナにてヨーロッパチャンピオンズリーグスーパーファイナルが行われ、女子はワクフバンク・イスタンブール(トルコ)、男子はザクサ・ケンジェジンコジレ(ポーランド)がそれぞれ優勝を果たした。
女子決勝
ワクフバンク(トルコ)3 (25-22, 25-21, 23-25, 25-21) 1コネリアーノ(イタリア)
第1セットスタメン
ワクフバンク:Sオズバイ(トルコ)、OHバーチ=ハックリー(アメリカ)、MBギュネシュ(トルコ)、OPハーク(スウェーデン)、OHガビ(ブラジル)、MBオグボグ(アメリカ)、Lアイカチュ(トルコ)
コネリアーノ:OPエゴヌ(イタリア)、OHシッラ(イタリア)、MBデクライフ(オランダ)、Sヴォウォシュ(ポーランド)、OHプラマー(アメリカ)、MBフォリエ(イタリア)、Lデジェンナーロ(イタリア)
女子決勝は昨年と同じ対戦カードとなった。
第1セット、OPハークを中心に得点を重ねたワクフバンクがスタートダッシュに成功(3-0)。しかしコネリアーノもOPエゴヌにボールを集めて逆転すると(5-7)、そこからは両OPによる打ち合いに。そのままわずかにコネリアーノのリードでセット終盤を迎えるが(20-21)、交代で入ったシェノール(トルコ)のサーブから相手のミスを誘ったワクフバンクが逆転に成功(22-21)。その後もコネリアーノはエゴヌ、そしてOHプラマーが連続でスパイクをミスしてしまいワクフバンクが一気にセットポイントを握る(24-22)。最後はOHガビのキレのあるスパイクが決まって、ワクフバンクが第1セットを奪う(25-22)。
第2セットは序盤からワクフバンクのリードで試合が進む(5-3)。1セット目同様OPエゴヌにボールを集めるコネリアーノに対し、堅いディフェンスからSオズバイがOHガビのパイプやMBギュネシュのクイックなど真ん中からの攻撃を効果的に絡め、ワクフバンクが一時6点差までに広げる(13-7)。その後OPエゴヌのサービスエースなどで一時同点まで追いつくも(17-17)、OPハークが大事な場面で決め切ってコネリアーノの逆転を許さなかった(20-17)。最後はOPのサーブミスでこのセットもワクフバンクが取る(25-21)。
第3セット、後がないコネリアーノが意地を見せて序盤からわずかにリードを保ちながら試合を進める(5-7)。コネリアーノはSヴォウォシュがOHプラマーやOHシッラなどOPエゴヌ以外の選手へのトスを増やし、アタッカーもこれに答えた。しかしワクフバンクはOPハークのサービスエースから逆転に成功するとそのまま勢いに乗り4点差にリードを広げる(15-11)。その後OHガビのパイプ攻撃などでサイドアウトを続けたワクフバンクが試合を有利に進めるが(17-15)、終盤に難しいハイセットをOPエゴヌが決め切って同点に追いつくと(20-20)、コネリアーノがその勢いに乗り逆転に成功(20-21)。最後もOPエゴヌが決め切って、コネリアーノがセットを奪い返す(23-25)。
第4セット。3セット目の勢いそのままに、このセットもOPエゴヌの2連続サービスエースなどで序盤からコネリアーノが5点のリードをあげる(3-8)。しかし長いラリーからOHガビが鋭いパイプ攻撃を決めると、またしてもコネリアーノに連続のスパイクミスが出て点差を縮められる(9-8)。そして中盤にも大事なところでスパイクミスが出てワクフバンクが逆転(14-13)。その後コネリアーノはエースエゴヌにボールを託して反撃を図るが、堅いディフェンスからOHガビとMBギュネシュで得点を重ねたワクフバンクがむしろリードを広げた(23-18)。最後はこの日絶好調だったOHガビがキレのあるスパイクを決め切りゲームセット(25-21)。
ワクフバンクがコネリアーノを下して4年ぶり5回目の優勝、昨シーズンのリベンジを見事に果たしての優勝となった。
MVPはチーム最多の23得点、アタック決定率61%だったOHガビ(ブラジル)が受賞した。
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