2022-06-30 10:49 追加
女子代表、オランダにフルセットで惜敗し、初黒星 VNL予選ラウンド
VNL女子の結果
全日本代表 女子
バレーボールネーションズリーグ(VNL)は29日(日本時間30日)、カナダのカルガリーでで女子カナダ大会第1戦の試合を行い、日本はオランダと対戦。フルセットで惜敗し、今大会初黒星を喫した。
日本のスターティングメンバーは、古賀紗理那(主将)、石川真佑、山田二千華、松井珠己、宮部藍梨、濵松明日香、リベロ・山岸あかね。
第1セット、序盤の競り合いから山田の連続サービスエースなどで抜け出した日本は12-9とリードしてテクニカルタイムアウトを迎える。セット後半は16-16と一度同点に追いつかれるも、その後は宮部のスパイクや山田のブロックなどで点差を詰められながらもリードを保つ。終盤は古賀が決めきり、25-23で日本が先取した。
第2セット、中盤まで日本のリードで進み、12-9。しかし、セット後半はオランダが連続得点し、13-16と逆転される。古賀のバックアタック、山田のブロードなどで日本も粘りを見せるが、主将のバイスや日本の姫路でプレーしたプラクらが好調で、オランダの勢いが止まらない。日本は関菜々巳、島村春世、井上愛里沙らをコートに送り込むが、流れを変えることができず、最後はプラクのバックアタックで25-20とセットを取り返された。
第3セット、日本は内瀬戸真実、小川愛里奈を入れてスタート。序盤は一進一退の攻防となるが、中盤から古賀のバックアタックなどの連続得点で日本が抜け出す。終盤、オランダの2枚替えが奏功して追いつかれ、デュースに持ち込まれるが、最後は古賀が決めて26-24で辛くもセットを奪取した。
第4セット、リベロを小島満菜美に代えてスタート。8-8まで競り合うが、その後日本が井上らの活躍で7連続得点し、リードを広げる。しかし、オランダはすぐに4連続得点で追い上げ、井上のバックアタックがブロックされて、18-18と再び同点に。その後、逆転に成功したオランダはロホイスの連続サービスエースなどで点差を広げる。日本は21-25でセットを奪われ、試合はフルセットに。
第5セットもオランダの勢いは止まらず、1-5とリードされる。日本はこのセットスタートから入った林琴奈の攻撃で反撃するも、逆転できないままセットが進む。井上と交代で入った石川がスパイクで2得点するが、その石川がロホイスにブロックされ、9-13。最後はオランダの攻撃が決まり、10-15でセットを落とし、今大会初の敗戦となった。
ベンチ入りした14人全員に出場機会があり、総力戦で挑んだ一戦。古賀主将はこの試合もフル出場し、31得点と奮闘したが、開幕9連勝はならなかった。
なお、この試合の前に行われたイタリア対ポーランド戦でイタリアが勝利したことにより、日本の予選ラウンド8位以上が確定したため、日本は7月13日(水)~17日(日)にアンカラ(トルコ)で行われるファイナルラウンドへの進出を決めた。
次戦は7月1日現地時間17時(日本時間2日8時)から、トルコと対戦する。
写真:FIVB
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