2022-07-18 13:07 追加
ネーションズリーグ女子、イタリアが初優勝 エゴヌ(イタリア)「この成功と個人賞は祖父に捧げたいと思います」
VNL女子決勝
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8チームのトーナメント方式による決勝リーグは、イタリアが3-0でブラジルを退け初優勝した。ブラジルは3回連続の準優勝。3位決定戦は、セルビア3-0トルコとなった。日本は準々決勝でブラジルに1-3で敗れ、7位に終わった。最終順位は、優勝イタリア、2位ブラジル、3位セルビア、4位トルコ、5位アメリカ、6位中国、7位日本、8位タイ、9位ドミニカ、10位ドイツ、11位オランダ、12位カナダ、13位ポーランド、14位ブルガリア、15位ベルギー、16位韓国。
■準々決勝結果
ブラジル3-1日本、アメリカ2-3セルビア、イタリア3-1中国、トルコ3-1タイ。
予選リーグ11勝1敗と、1位通過で優勝候補に挙げられていたアメリカが、セルビアに敗れる波乱があった。アメリカはOHのレセプションの乱れやスパイクミスからなかなか思う様な試合運びができない。対するセルビアはベテランセッターのトスが冴え、OP、OHが20点を越す得点を出し、勝負を決めた。
準々決勝の組み合わせは、大会ルールにより開催国のトルコは1位枠に入り、8位のタイと対戦した。開催国が勝ち進み大会を盛り上げ、マーケティング面でも利点があるためのアドバンテージであろうが、予選7位と8位の対決になったことに、多くの疑問の声があがった。(ちなみにトルコが予選8位内に入らなければ、8位の扱いになり、1位のチームと対戦。)20日から始まる男子は開催国のイタリアが予選1位通過で、そのまま8位のオランダと対戦する。
■準決勝結果
セルビア1-3ブラジル、トルコ0-3イタリア
動きの悪いブラジルに対し、セルビアがあっさりと1セットを取るが、勝負を決めたのは3、4セットの20点以降のブラジルのうまさだ。ミスで点差を広げられてもブロックで粘り強く追い抜く。4セット目はOHガビがコートの奥へ前へと絶妙なフェイントを見せた。
トルコ対イタリアは、カラクルト対エゴヌというOP対決となったが、エゴヌの26得点に加え、MBダネージのブロックが要所で決まり、トルコを突き放した。
■3位決定戦
トルコ0-3セルビア(25-27、17-25、24-26)
セルビアのOPビジェリカ、OHロゾとブサが得点を重ね、トルコもMBのエルデンとグネスを軸に攻めるが、2点以上点差が開かない接戦となる。しかし、要所でレセプションミスや終盤にトスミスやタッチネットなどでトルコはセットが奪えない。2セット目はセルビアのMBステヴァノビッチのブロックなどで優位に進め、トルコは好調のセルビアのOHロゾを止められない。3セット目はセルビアが序盤に5点差をつけるも、トルコも開催国の意地で追いつく。MBグネスのブロック、OPカラクルトのスパイクでトルコがセットポイントを握るも、セルビアのOHロゾにスパイクを続けて決められ、最後はOPビジェリカがブロックタッチを狙ってきたスパイクに対して手を引っ込めボールはアウト。セルビアが3-0で勝利した。
セルビアのエース一人に偏らないバランスの良い攻撃が安定していた。ネーションズリーグに参加しなかった主力のOPボスコビッチ、Sオグニェノビッチ、MBラジックらが世界選手権には名を連ねるのかが注目される。
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