2022-07-18 13:07 追加
ネーションズリーグ女子、イタリアが初優勝 エゴヌ(イタリア)「この成功と個人賞は祖父に捧げたいと思います」
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■決勝
イタリアが3-0ブラジル(25-23、25-22、25-22)
イタリアがOPエゴヌだけでなく、MB、OHとトスを散らし、ブラジルがブロックを絞れない。終盤やっとブラジルがOHガビのサーブがネットイン、MBカロルがイタリアのエゴヌを止め23-22と詰め寄る。しかしここで、チャンスボールをイタリアにあげてしまい、最後はサーブミス、イタリアが1セット先取する。2セット目もブラジルにミスが目立ち、点差が縮まらない。エゴヌがタッチネット、スパイクミスと連続失点するも、Sオッロのツーアタックで2セット連取。3セット目はブラジルのリードで入るが、イタリアのブロックで追いつかれる。交代して入ったブラジルのアナ・クリスチーナが次々にスパイクを決め、イタリアのミスもあり23-21までいくが、MBチリチェーラのブロックで、イタリアが3-0で初優勝した。
エゴヌという絶対エースがいながら、彼女だけに頼らない攻撃の幅広さ、レセプション、ブロックと守備の連係、ブロックにかかってもつなぎからチャンスを作るなど、どれをとってもイタリアの安定が目立った。ブラジルは負けはしたが、若返りとともに大型化が進んでいることを印象付けた。
■表彰選手とコメント
ドリームチーム(各ポジションの優秀選手のチーム)
Sアレッシア・オッロ(イタリア)
OPパオラ・エゴヌ(イタリア)
OHカテリーナ・ボゼッチ(イタリア)、ガブリエラ・ギマラエス(ブラジル)
MBジョヴァナ・ステヴァノビッチ(セルビア)、カロリーナ・ダ・シルバ(ブラジル)
Lモニカ・デ・ジェナーロ(イタリア)
MVPパオラ・エゴヌ(イタリア)
パオラ・エゴヌ(イタリア)
「個人的にもチームとしても成し遂げたことをとても嬉しく、誇りに思います。素晴らしい結果を得ることができましたが、今はしばし休息を楽しんで、今年のもうひとつの重要なイベントである世界選手権に向けて練習に明け暮れるつもりです。この成功と個人賞は祖父に捧げたいと思います。」
カロリーナ・ダ・シルバ(ブラジル)
「私たちがネーションズリーグでやったことをとても嬉しく思いますが、決勝ではもっとできたと思います。このタイトルを取ることを夢見て、たくさん練習しました。多くの試合、移動、練習で疲れました。私たちは個々においてもチームとしても、まだまだ発展する過程にあります。少し休んで世界選手権の事を考えたいと思います。この決勝は強豪チームやエゴヌの様な強敵と戦うのはどの様なことかを理解する上で、とてもいい経験でした。」
取材:ブラジル在住 唐木田 真里子
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