2022-08-26 15:58 追加
男子代表・山内晶大「VNLの収穫はBパスからでもコンビが通用するようになったこと。国際大会で経験を積んでもっと自信をつけたい」会見コメント(全文)
全日本代表 男子
――4年前の世界選手権時のチームと変わっているところは?
山内:海外で経験している選手がチームに帰ってきて、日本国内でプレーをしている選手に刺激を与えています。
それによって、海外のトレンドを還元してくれています。意識の高い練習ができています。その点は4年前と違うところです。
どの選手も自分の役割・仕事が明確に自信を持ってできており、各々迷いがなく例えば得意なサーブなど強みを生かしてチームで一つになって、ネーションズリーグをいい調子で試合展開をできていると思います。
――ネーションズリーグで得た収穫、世界選手権までに克服したい課題は?
山内:収穫はセッターとのコンビ、僕ならBクイックが多いですがBパスからも相手に通じているところです。
Bパスからの攻撃が決まると、相手のミドルブロッカーがフォローに来るのでそうするとライトが1~1.5枚になります。
そうすると組み立てやすくなりサイドアウトを取りやすくなります。引き続きBクイックのコースの幅を広げたいですし、BパスからのAクイックも増やしたいです。その練習もしています。
ネーションズリーグのファイナルではどの選手もサーブが強かったです。そういったところを強化できれば相手のサイドアウトに対するプレッシャーをかけられると思います。
――世界選手権で対戦するキューバチームへの印象は?
山内:ブラジルのサダ・クルゼイロでプレーしていたミゲル・アンヘル・ロペス・カストロ選手は凄い選手です。実際対戦してみてどうなるのかと思います。
得点能力のあり、力強いプレーが多いので、攻撃力を下げるためにいかにいい状態でスパイクを打たせないというところを心掛けたいです。
サーブで崩してディフェンスというところを意識していけば自分たちの展開が作れ、いい試合運びができると思います。
――パリ五輪への通過点として世界選手権を捉えているが、メンタリティはどの時点で変わったか?
山内:東京五輪を経験して、そういう考え方になったのが一つです。(パリ五輪に向けて)時間がない中でチームを作っていく上で、世界選手権など予選前に経験ができる大会が限られています。
パリ五輪に出場・結果を残すために、一つ一つの大会で経験をしないと勿体ないです。海外に出ている選手は海外の選手と試合経験を積んでいますが、(国内にいる)僕は経験が少ないです。
国際大会でプレーできるタイミングで自分に自信をつけさせることが大事です。
今シーズンの大きな大会は世界選手権ですが、ここ数年で一番大きな大会はパリ五輪です。東京オリンピックで予選を通過できたとは言え、満足はするものではなかったです。
次こそ結果を獲得するためにパリ五輪への思いは高まっています。
写真:火野千鶴
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