2022-08-31 01:43 追加
男子代表、19連敗中だったキューバに勝利。西田有志「2セット目を取られても、やるべきことをやっていけば勝てるとチーム全体が信じていた」
2022男子世界選手権 キューバ戦ゲームレポート
全日本代表 男子
バレーボール男子日本代表は8月30日、スロベニアのリュブリャナ市で世界選手権の予選ラウンド第3試合をキューバと対戦し、3-1で勝利をおさめてグループ2位で16チームで行うトーナメントに進出を決めた。キューバには1997年から19連敗しており、1995年ワールドカップ以来の勝利となった。
ネーションズリーグファイナルラウンド直前に練習中に足首を故障した石川祐希主将が、今大会初スタメン。西田有志が19得点と絶好調、両ミドルブロッカーも得点を重ね、第4セットで石川に代わって入った大塚達宣も役割を十分に果たし、大事な1戦をものにした。
日本のスターティングメンバーは以下の通り。
西田有志、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、髙橋藍、石川祐希、リベロ山本智大
ブラジル戦では完敗だった日本だが、キューバには第1セット、中盤に関田のサーブ時に4連続得点してキューバを突き放し、キューバのミスにも助けられて25-18で先取した。
第2セットは立ち上がりキューバに2点リードされ、すぐに追いつくも1点を取り合う均衡した展開に。中盤では西田や小野寺の攻撃で一歩リードするものの点差をつけられず、終盤にキューバのエースなどで逆転され、そのまま21-25でセットを失った。
第3セット立ち上がり石川の被ブロックでキューバにブレイクされるが、すぐに石川が決めて取り返す。山内のサーブ、西田のサーブ時に少しずつブレイクを重ね、石川にもサービスエースが出て13-9と前に出る。終盤に髙橋藍のサーブ時にエース、小野寺のブロックなどで5連続得点で日本が走り、25-15でセットカウント2-1とした。
第4セット立ち上がりはまたキューバにブレイクされ、2-6と走られたところでタイムアウトを取る。10-12となったところで、石川に代えて大塚達宣を投入。入ったばかりの大塚がサーブで崩し、11点目をとると山内、西田、髙橋藍のサーブ時に少しずつブレイクを重ねて逆転に成功。大塚のサーブで崩して大塚がバックアタックで決めてマッチポイントに。最後はキューバのミスで25-19で日本が勝利した。
試合後に西田有志は「2セット目を取られても、特に落ち込んだりすることはなくやるべきことをやっていけば勝てるとチーム全体が信じていた」と振り返った。
この結果Bグループを2位で通過して予選ラウンドを突破した。次の対戦相手はまだ未定。
Paraviで日本戦は全試合生配信が行われる。
写真:FIVB
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