2022-09-06 09:27 追加
五輪王者フランスにフルセットで惜敗。石川祐希主将「あと1点が本当に届かなかった」 世界選手権ゲームレポート
男子世界選手権 フランス戦ゲームレポート
全日本代表 男子
バレーボール男子日本代表は5日、東京五輪金のフランスを相手にフルセットの激闘の末惜敗。世界選手権はベスト16で終わった。
6月、7月に行われたネーションズリーグでも対戦して、ファイナルラウンドではストレートで敗れたフランス。日本は諦めずに戦い続けたが、本当にあと一歩が届かなかった。
日本のスターティングメンバーは以下の通り。
西田有志、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、髙橋藍、石川祐希、リベロ山本智大
第1セット序盤は1点を取り合う展開だったがフランスのティリのサーブ時にブレイクされ4-7と抜け出される。石川のツーアタックや西田のスパイクでくらいつくもヌガペトのサーブ時にもエースなど連続得点を許し、点差は徐々に広がる。髙橋藍のサービスエースなどで追い上げるが、最後はヌガペトのサービスエースで17-25で先取される。
第2セットは西田のスパイクから始まり、石川のスパイク、山内の速攻などで7-4とリードを奪う。西田のスパイクで得点を重ね、点差を広げる。フランスのティリが故障でクレブノがイン。日本は勢いに乗り25-21でセットを取り返す。
第3セットは石川のサーブでスタートし、ブロックでブレイクする。しかしフランスのサーブ時に連続得点を許し、4-8と走られてタイムアウトを取る。山内、西田のサーブ時にブレイクしていったんは同点に追いつき、終盤も競り合ってデュースに持ち込むが、クレブノのサーブに崩され24-26で逃げ切られる。
第4セットもスタメンは変わらず。関田、西田、石川にサービスエースが出て一歩先に出るが中盤でフランスに追いつかれる。髙橋藍のサーブ時に連続得点をあげ点差を広げる。終盤でフランスに追い上げられたが最後はフランスのサーブミスで逃げ切り、フルセットに持ち込んだ。
最終第5セットもスターティングメンバーは変わらず。立ち上がりは4-1と好調だった日本だが、7-8と逆転を許す。13-14とマッチポイントを握られるが日本は諦めずに石川が決めてデュースに。そのまま石川のサーブで15-14とマッチポイントを握るが16-18で惜しくも王者に土をつけることはできなかった。
試合後に石川祐希主将は「悔しいという気持ちしかない」と歯を食いしばった。「あと1点が本当に届かなかった。それができるのがフランスであり、自分たちもこういう経験を積むことで来年のオリンピック予選などに向けてよりチーム力を高めていきたい」と振り返った。
写真:FIVB
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