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2022-10-12 06:09 追加

女子代表、ブラジルにフルセットの大激闘の末惜敗し、5位で大会を終える 世界選手権準々決勝

女子世界選手権 準々決勝の結果

全日本代表 女子

 オランダとポーランドで開催中のバレーボール女子世界選手権は現地時間11日(日本時間12日未明)、準々決勝を行い、日本はブラジルと対戦。フルセットの大激闘の末、2-3(25-18、25-18、22-25、25-27、13-15)で敗れ、ベスト8敗退が決まった。

 日本チームのスターティングメンバーは、石川真佑、島村春世、井上愛里沙、林琴奈、山田二千華、関菜々巳、リベロ・福留慧美。

 第1セット、井上と林の攻撃で好調な滑り出しを見せた日本。石川がサービスエースを決め、9-5としたところでブラジルがたまらずタイムアウトをとる。その後、ブラジルはタイナラの連続サービスエースなどで攻めるが、日本も粘りを見せ、16-10とリードを保つ。終盤は石川のサーブから林のライトからの攻撃などで連続ブレイク。セットポイントを握ると、最後も林が決めて、25-18で日本がセットを先取した。

 第2セットも石川のサーブで崩して林、井上、島村が得点して3-0と日本が先行。ブラジルもガビ、タイナラが奮起するが、再び石川のサーブから連続ブレイクし、13-8。後半はロサマリアの連続得点などでブラジルも反撃するが、日本は井上、石川が着実に決めて21-15。林の攻撃でセットポイントを握ると、最後は山田のブロックで25-18で日本がセットを連取した。

 第3セット、ブラジルのブロックが機能し、先行された日本。7-11の場面で井上に代えて古賀紗理那主将を投入する。ブラジルはこのセットから入ったロレンネ(昨シーズン、日本の埼玉上尾でプレー)も好調で、前衛でも後衛でも得点される。終盤、島村がロレンネを止めて、石川もスパイクを決めて反撃し22-24まで粘るが、最後はカロリネのブロードが決まり、22-25でセットを落とした。

 第4セット、日本は山田の速攻、林のサービスエースなどで日本が5-2と先行するが、ブラジルはガビ、ロサマリアの活躍で追いつき、9-10と逆転される。その後、日本は13-13と再び追いつき、セット後半は一進一退の攻防となる。ガビの連続得点で23-24とブラジルがセットポイントを握るが、山田のブロードで日本がデュースに持ち込む。その後も山田のブロックで25-25とするも、最後は石川の攻撃がブラジルにブロックされて25-27で惜しくもセットを失い、試合はフルセットに。

 第5セット、序盤日本がリードするも、カロリネらの活躍で逆転され、6-8でコートチェンジ。セット後半は石川、林の活躍で一度は追いつくも、10-13とブラジルにリードを許す。日本は13点まで粘るも、最後はスパイクがネットを越えず、13-15でセットを落とし、惜敗した。

 日本は林が21得点、石川と山田が18得点、井上が16得点と奮闘したが、チーム全体のアタックポイントがブラジルの75得点に対し、70得点と下回った。それ以外は日本が上回り、ブロックはブラジル6本に対し8本、サーブポイントもブラジルの3得点に対して4得点と互角な戦いだった。それだけに、第1・2セットの攻撃力を維持できなかったことが惜しまれる結果となった。

 この試合の結果、12年ぶりの4強入りを逃し、日本のベスト8敗退(最終順位5位)が決まったが、東京五輪10位からのスタートとしては期待以上の試合内容が多く、パリ五輪に向けて希望の光が見えた大会となった。


写真:FIVB

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