2022-10-13 21:15 追加
JVA、理事会報告会を開催 川合俊一会長「2026年世界選手権は男女日本開催に向け、全力を挙げたい」
JVA 理事会報告会
Others / 全日本代表 女子 / 全日本代表 男子
公益財団法人日本バレーボール協会は13日、都内で定例理事会を開催。終了後、メディアを対象とした報告会を行った。
最初にガバナンスコードを踏まえた体制の適正化について、川合会長から会長の定年を前会長在籍時に70歳から75歳に引き上げていたものを70歳に戻すという報告があった。2019年に変更されていた75歳という規定が適切ではないと上部団体から指摘されていたという。また、理事の選任についても専門分野、役割等の偏らない、公平な人選を行う。前会長が理事の過半数を自身で推薦していたのに対し、川合会長が推薦するのは執行部の3人のみとし、選考委員会のリストアップを元に評議委員会で決定することが報告された。今回の理事会は過去に川合会長が理事を務めた際にはなかった活発な意見交換があり、「理事会として理想の形になってきている」と感想を述べた。
矢島久徳ハイパフォーマンス事業本部長からはアンダーカテゴリーを含めた日本代表の今年度の総括があった。世界選手権は男子が東京五輪金メダルのフランスに、女子が世界ランク2位(10月13日現在)のブラジルに対し、最後までどちらが勝つかわからないフルセットの大接戦を戦った結果の12位(男子)、5位(女子)という結果で、「強化方針が浸透し、一定の結果を得ることができた。今年度の反省を踏まえ、新しい要素を追加して来年の五輪予選に臨みたい」と矢島本部長は語った。
川合会長は「男女ともあと1点がとれていれば」という本当にいいところまで行った。ケガ人が出ず、万全な状態であればメダルも狙える可能性がある。男子は現在大学生の2mクラスの選手が2年後に石川祐希、西田有志、髙橋藍のようなレベルになればと期待している。女子は今年度は特に平均身長が低い中で新しい選手も入れて、世界の強豪と互角に戦えるチームを作った眞鍋政義監督を評価しているし、来年以降も期待している」と話した。
現在、大会の廃止などにより日本で開催される国際大会が減っており、今年はVNL男子大阪大会のみで女子の国際戦は開催できなかったが、9月にFIVB(国際バレーボール連盟)世界総会に出席した際にアリ・グラサFIVB会長らと会談し、「日本で国際大会が少ないのは寂しい。今後はVNLは毎年男女とも日本ラウンドを行い、2026年世界選手権も日本で開催してはどうか」という話もあったと明かした川合会長。現在、オリンピック予選の日本招致に向けて動いていることは発表済みだが、その経過については「まだ発表段階ではないが、アプローチはしており、感触も悪くない」という。2026年世界選手権は「男女とも日本で開催できるよう、全力で取りにいきたい」と積極的な姿勢を見せた。
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