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コラム

2022-10-14 11:29 追加

女子バレー世界選手権 セルビアとブラジルが決勝進出

女子世界選手権 準決勝

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決勝進出を決めたセルビアチーム

オランダとポーランドで開催中のバレーボール女子世界選手権は現地時間の12日と13日に準決勝2試合が行われた。
セルビア対アメリカは、1次リーグのC組で対戦した時は、3-0でセルビアが勝ったが、再び対戦した準決勝では、やはりボスコビッチの攻撃がアメリカを勝り、3-1(25-21、25-20、17-25、25-23)で下した。もう1試合も1次リーグで勝ったブラジルがイタリアを3-1(25-23、22-25、26-24、25-19)で破り、決勝進出を決めた。アメリカとイタリアで3位決定戦を行う。

連覇を狙うセルビアのダニエリ・サンタネーリ監督と東京五輪に続くタイトルに挑戦したアメリカのカーチ・キライ監督。軍配はセルビアに

■セルビア対アメリカ。連日36、33得点のボスコビッチ

前日の準々決勝では難なくトルコを3-0で下したアメリカに対し、セルビアはポーランドのブロックやOPスティシアクの40得点の活躍に苦しみながら3-2で勝利した。

準決勝の第1セット、SポールターのサービスエースやOHロビンソン(クック)のブロックなどで、アメリカが離されずについていく。しかし、中盤に入り、セルビアのOHミハイロビッチの連続スパイク得点で17-13と引き離す。アメリカもOHフランティのサービスエースやスパイクで21点までいくが、セルビアのMBステバノビッチのブロードで25-21とセルビアが先取する。

第2セットも中盤までは競り合うが、セルビアのOPボスコビッチのスパイク、MBステバノビッチの落ちるサーブなどで19-16と差を付ける。アメリカもサーブで崩すが返ってきたボールをスパイクミスとチャンスを生かせない。最後は2本OPボスコビッチが決め、2セット連取する。

第3セットは、中盤にセルビアのトスミス、フェイントがコートの真ん中に落ちるなどミスが増える。アメリカはOHロビンソンが難しい2段トスを打ちぬくなど流れを引き寄せ、連続得点で10-18と一気にリードする。集中力の切れたセルビアをブロック、続いてスパイクアウトなどを誘い出し、17-25とアメリカが1セット取り返す。

フルセットに持ち込みたいアメリカは、第4セット序盤にSポールターやMBオグボグがエースを取るも点差を広げられない。中盤はアメリカのサーブやスパイクにミスが出て、相手に得点を与えてしまう。セルビアはアメリカの攻撃をブロックでタッチをとりボールをフォローしたり、ディグ(スパイクレシーブ)からチャンスを作り、得点を重ねる。OPボスコビッチがファーストテンポの攻撃やフェイントを自ら拾い、態勢が崩れてもそのままスパイクに入り決めていく。アメリカが23点まで追い上げるも、最後はOPボスコビッチがスパイクを決め、セルビアが3-1で決勝進出を決めた。
アメリカはMBからなかなか得点できず、両サイドに頼るが、セルビアのブロックとレシーブの連携が良く、切り替えされた攻撃を防ぐことができなかった。

アメリカの攻撃をブロックにかけ、バックの守備でつないで自分たちの攻撃に転じていったセルビア

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