2022-10-16 17:13 追加
女子バレー世界選手権 セルビアが連覇、ブラジル悲願の初優勝ならず
女子世界選手権 3位決定戦・決勝
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オランダとポーランドで共同開催されたバレーボール女子世界選手権は10月15日最終日を迎えた。3位決定戦ではイタリアが3-0(25-20、25-15、27-25)でアメリカを下し、決勝ではセルビアがブラジルを3-0(26-24、25-22、25-17)で破り、2018年に続き連覇を達成した。
■3位決定戦イタリア対アメリカ
アメリカはこの日Sにポールターではなく控えのカーリニをスタメンに起用。
第1セット序盤、アメリカはMBオグボグのブロードやブロックで6-8とリードする。しかし、中盤OHバジェマのスパイクがアウトになり、続いて被ブロック、イタリアはレセプションが乱れるもOPエゴヌが決めて14-14と同点にする。OHボゼッティのサービスエースで18-15とイタリアが離す。アメリカはイタリアの攻撃をナイスレシーブするもトスが合わずにフェイントで返し、逆にOPエゴヌに決められ23-19。イタリアはセッターにきれいに入るレセプションからMBダネージが決め、最後はアメリカのタッチネットで1セット先取する。
第2セットはOPエゴヌやOHボゼッティのサーブがアウトになり、アメリカが5-7とリードするが、イタリアのMBダネージとOPエゴヌのブロックやフェイントなどで12-11と逆転される。アメリカもMBワシントンがスパイクとブロックで2点とるも、イタリアはサーブで崩し、OHボゼッティのブロックやスパイクで21-13と点差を広げる。集中力が切れたのかアメリカのスパイクミスが続き、イタリアのMBルビアンのサービスエースでセットカウント2-0とする。
第3セットはイタリアのサーブミス、OPエゴヌのスパイクがアウトとミスが続いたところへ、アメリカのOHウィルハイト(パーソンズ)のブロックやスパイクなど4連続得点で9-11とする。イタリアの攻撃をブロックにかけ、そこからアメリカがOHロビンソン(クック)がフェイントを決め、15-19とリードを保つ。OPドルーズのサービスエース、MBワシントンのブロックで20-24とセットポイントをつかむ。しかし、ここからアメリカのレシーブが乱れボールが返らない。イタリアはSオッロの懸命なレシーブからエゴヌが決めて24-24に追いつく。最後はイタリアのOPエゴヌがアメリカのOHロビンソンをブロックして、セットカウント3-0でイタリアが銅メダルを獲得した。
相手コートの穴を狙ったり、セッターにボールを拾わせトスに入らせないように前に落としたものもあるが、2段トスの乱れやセッターとタイミングが合わないなど、両チームともフェイントの多い試合で、見ごたえの少ない内容だった。イタリアのブロックがOPエゴヌ、MBダネージと並ぶと二人の間やインナーを狙うのだが、ダネージのブロックがとても安定していて、アメリカの攻撃をうまく抑えた。アメリカはスタッツのサーブ部門上位10人に4人が入り、ここまでサーブで相手を崩してきたが、この日はSポールター、OHフランティがスタメン入りせず、サーブで優位な試合運びに持ち込むことができなかった。
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