全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>日立Astemo・多治見麻子監督「室岡莉乃は普段はおっとり、コートに入ると凄いんです」、姫路・宮地佳乃「高校時代はミドルでちょっと高いトスを打ち切るのをやってきました」 V1女子会見

会見・コメント

2021-10-28 07:47 追加

日立Astemo・多治見麻子監督「室岡莉乃は普段はおっとり、コートに入ると凄いんです」、姫路・宮地佳乃「高校時代はミドルでちょっと高いトスを打ち切るのをやってきました」 V1女子会見

SV女子

●多治見麻子監督

昨日の敗戦もあり、今日の試合は入りから難しい形だったのですが、相手にリードされても最後まで選手達は頑張ってくれました。昨日は途中から自分たちで我慢しきれなくなってミスが始まったんですけど、今日はそこを我慢して最後に勝てたのが良かったと思います。

ーー第4セット、セッターに雑賀選手を投入して2枚替え。結果的にはこれがハマった形になりましたね。

多治見:昨日は第3セットの途中で雑賀と室岡が出て流れが変わりつつあったのですが、結局そのセットを落としてしまいました。今日は第4セットにふたりが流れを変えてくれて、第5セットもそのまま通したという形です。室岡は先週、バックでしか使わなかったのですが、普段の練習から点数の取り方だったり、ディグの位置だったり「バレーを分かっている」と感じています。高卒1年目ですけどすごいバレーセンスというか…そういうものを持っているので、勝負所で使っても問題ないのではないかということで使いました。雑賀は昨日のプレーを自分の中で反省していたので、その分今日は頑張ってくれるだろうなと思って、あの場面で使いました。

ーー室岡選手ですが、会見の時に少しおとなしく感じました。元気はつらつなイメージを抱いていたのですが、例えば入団後いろいろ経験して考えることが増えたりとか、そういう感じはありますか?

多治見:本人に聞いたら全然緊張しないと言ってました。「こういう場所、緊張するの?」「あ、しないです」みたいな。多分、もっと自分を出すこともできると思うんですけど。普段はおっとり、というかああいう感じで……。でも、コートに入ると凄いじゃないですか。最初は私もびっくりしました(笑) (プレーの印象から)もっとガツガツしてるのかと思ったら、普段は全然。でも、コートに入ると凄い。

ーーそれは…天性のバレーボーラーですね。

多治見:周りをよく見ることができる。だから大事なところでミスも出ないですし、彼女に助けられてるなと思います。

ーー今シーズン加入、今日は途中投入した渡邊選手はどのように評価されていますか? コートが締まる感じがしました。

多治見:そうですね。(代えた)入澤もデータ的は悪くはなかったんですよ。ただ、やっぱり昨日の逆転負けも含めてチームの中の落ち着きが必要というか、ちょっと嫌な雰囲気だったので、早めに渡邊を使って。やっぱり彼女が入ることで数字には出ない部分でチームをまとめてくれるというか。1番の年長ですから周りを安心させる、リードされても落ち着かせる声掛けをやってくれるので。今までのリヴァーレにはいないタイプの選手なのかなと思います。また良い風を吹かせてくれるのかなと思っています。

――セッターの二人ですが、佐藤美弥さんの後をやるというプレッシャーもあったりするのでしょうか?

多治見:今シーズンに入るにあたって佐藤美弥と小野寺友香が辞めたのは事実なので。二人がうまく助け合って、その時の調子の良さで今リーグは乗り越えていくしかないと思っています。シーズンが終わった時に二人とも成長してたらいいな、と。ただ使うタイミング、メンバーチェンジはベンチワークにかかってくると思うので、そこは本当にいつも以上にスタッフで話をしています。そういうのも含めて、今年の取り組みですね。

撮影 堀江丈

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック