2022-10-30 12:33 追加
宮浦健人所属ニサ(ポーランド1部)、昨季欧州王者をストレートで下す!
ニサゲームレポート
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ポーランド男子バレーボールリーグ第5節、宮浦健人が所属するニサは現地時間10月21日(金)にホームで昨季のポーランドリーグ王者であり欧州チャンピオンズリーグの覇者でもあるザクサ・ケンジェジンコジレ(以下ザクサ)と対戦し、3-0(25-21, 25-22, 25-20)でニサがストレートでザクサに勝利しました。
宮浦はリリーフサーバーで途中出場し、直接得点するとこはできなかったものの力強いサーブで味方のブレイクを助けました。
第1セットのスタメン
ニサ
OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ゼルバ(アルゼンチン)、アブラモヴィッチ(ポーランド)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)
ザクサ
OH:カリヤギン(ブルガリア)、シリフカ(ポーランド)
MB:スミス(アメリカ)、パシツキィ(ウクライナ)
OP:クルツ(ポーランド)
S:ヤヌシュ(ポーランド)
L:ショージ(アメリカ)
試合レポート
第1セット序盤はニサはOPベンタラ、ザクサはOHカリヤギンを中心にサイドアウトを重ねて2点差以上離れない競った展開になります。
試合が動いたのはセット中盤、ザクサのOPクルツがバックアタックの際のライン踏み越しの反則を取られると、その後ニサのOHゲルジョットが強烈なサーブを相手コートに突き刺しまくって3本連続のサーブビスエースを決め、16-11とニサ一気に抜け出します。
23-19の場面では宮浦がリリーフサーバーで投入され、自身のナイスレシーブからOPベンタラが得点に繋げて24-19とニサがマッチポイントを迎えます。
そこからザクサのMBスミスが2本連続のブロックを決めて抵抗をみせますが、最後はOHクファソフスキが決めきったニサが25-21でこのセットを取ります。
第2セットは序盤からザクサにブロックが出た一方、ニサにアタックミスが続いて2-6とザクサがリードします。
しかしそのあとニサはMBゼルバのエース、MBアブラモヴィッチとOPベンタラのブロックで連続ブレイクに成功し、9-9と追いつきます。
その後もニサが強力なサーブでザクサレシーバーを崩し、トランジッションの場面でサイドの3人が確実に決めてじわじわブレイクを重ねて24-18と6点差でセットポイントを迎えます。
ここでまたしてもザクサのMBパシツキィに2本連続のブロック、更にOPベンタラにスパイクミスが出で24-22と迫られます。
しかし最後はザクサのOHカリヤギンがサーブ時にエンドラインを踏んでしまい25-22でニサが王手をかけます。
第3セット、あとがないザクサはOPをクルツを本来のスタメンであるカチュマレクに代えてスタート。
序盤はザクサのMBスミスに連続のアタックミスが出るなどして6-3とニサがリードします。
しかしそこからザクサがニサのスパイクを拾い、そのボールをOPカチュマレクが決めまくって気づけば9-10とザクサが逆転に成功。
それでもザクサのMBパシツキィのアタックミスからニサが逆転に成功すると、更にOHクファソフスキのブロックなどで連続得点を決めて17-14とニサが再びリードを広げます。
その後もニサはOPベンタラとOHゲルジョットで点を重ね、23-20の場面で再びリリーフサーバー宮浦を投入。
エースこそ出なかったですが、宮浦の強烈なサーブで味方のブロックをアシストし相手のスパイクミスも誘って2連続ブレイク。
そのまま25-20でニサがこのセットも取り切り、ニサがストレートで王者ザクサに勝利しました。
MVPはチーム最多の16得点(うちエース3本)を決めたOHのゲルジョット(2回目)。
これでニサは通算4勝1敗13ポイントで暫定3位となりました(10月24日現在)。
次の試合は現地時間10月30日(日)17:30(日本時間翌1:30)から、ホームでヤストシェンブスキ・ヴェンゲルと対戦です。
文:堤敏樹
https://www.toshiki71.com/
写真:PZPL
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