2022-10-30 12:40 追加
石川祐希所属ミラノ(イタリア1部)、強豪モデナに逆転勝利!
ミラノゲームレポート
イタリア男子バレーボールリーグセリエA第4節、石川祐希所属のミラノは現地時間10月23日(日)にアウェイでモデナと対戦し3-2(24-26, 25-21, 21-25, 25-23, 16-14)で勝利しました。
石川祐希はこの試合もベンチスタートでしたが、レシーバーとして途中出場し勝利に貢献しました。
第1セットのスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、エバディプール(イラン)
MB:ヴィテッリ(イタリア)、ロセル(アルゼンチン)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)
モデナ
OH:エンガペ(フランス)、リナルディ(イタリア)
MB:クリック(ドイツ)、ボッシ(イタリア)
OP:ラグムジア(トルコ)
S:ブルーノ(ブラジル/ イタリア)
L:ロッシーニ(イタリア)
試合レポート
ミラノのこの日のスタメンは前週のシエナ戦と一緒のメンバーでした。
第1セットは中盤までサイドアウトの応酬になります。
モデナがOPラグムジアを中心に得点を重ねる一方、ミラノもOPパトリィを中心に対抗してお互い一歩も譲りません。
その後ミラノはMBロセルのサーブからサービスエースを含む4連続ポイントで18-14と抜け出し、その後もOHメルガレホのスパイクなどで21-16と終盤5点差をつけてこのセット奪取にかかります。
しかしここからラグムジアのエースやブルーノのブロックで23-23とモデナがなんと土壇場で追いつきます。
ミラノは石川を投入してサーブレシーブの安定を図りますが、最後はブルーノの強気のサーブかた得点のチャンスを得たラグムジアが決めきって24-26でモデナがこのセットを逆転で奪います。
第2セットも序盤は拮抗した展開が続きますが、OHエバディプールとロセルのサーブから続けて連続ブレイクを奪ったミラノが14-9とリードを広げます。
モデナも途中出場のOHマレシャル(フランス)のスパイクやエンガペのブロックで20-18と2点差まで詰め寄りますが、それ以上近づくことができません。
そして終盤再びパトリィのサーブからミラノがブレイクし、最後はエバディプールのスパイクで25-21としてミラノが第2セットを取ります。
第3セットはMBボッシのブロックなどでモデナが5-9と序盤からリードを広げます。
その後ミラノはエバディプールやメルガレホのスパイクでサイドアウトを取りつつチャンスを伺いますが、モデナもラグムジアやMBクッリクのスパイクがよく決まり点差を近づけさせません。
そしてそのまま終盤まで進み、モデナはOHリナルディがエース、直後ミラノもパトリィもエースでお返ししますが反撃はそこまでとなり、21-25でこのセットはモデナが取り返します。
第4セットは再び接戦となり、中盤まで3点差以上離れない展開になります。
そこで先に抜け出したのはモデナ。
ミラノがコートに石川を入れた直後、モデナのラグムジアが3連続サービスエースを浴びせて16-20と一気に抜け出し、このセットをほとんど決定的なものにします。
ただここで諦めなかったミラノ。
その後MBヴィテッリのサーブからMBピアノがラグムジアを、OPパトリィがエンガペをブロックで止めるなど4連続ブレイクで22-21と逆転に成功。
更にパトリィのエースで2点差をつけ、最後もパトリィのスパイクで25-23としてこのセットを逆転で制し、ファイナルセットへ持ち込みます。
第5セットもまたまた競ります。
ブレイクチャンスが多かったのはモデナでしたが、サイド3人それぞれにスパイクミスが出て、なかなかそのチャンスを掴めません。
そして抜け出したのはミラノ。
パトリィが観客席ギリギリまで走って繋いだボールをメルガレホが決めきると、その後パトリィ自身もスパイクとサーブで得点し14-10と4点差をつけてマッチポイントを迎えます。
しかしここからパトリィのスパイクミスやエバディプールのスパイクがブロックされるなどして14-14と追いつかれてしまいます。
ここで窮地を救ってくれたのがその直前で途中投入されていたMBヴィテッリ。
リベロのペサレージが必死で繋いだボールをスパイクで決めきって15-14とすると、最後は自身のサーブでエースを決めて16-14とし、ミラノを勝利に導きました。
この試合のMVPは、21得点をあげたミラノのオポジットのパトリィ(2回目)。
この結果ミラノは通算3勝1敗7ポイントで5位(10月28日現在)となっています。
ミラノは次回現地時間10月30日(日)18:00(日本時間翌2:00)から、ホームでヴェローナと対戦します。
文:堤敏樹
写真:Lega Pallavolo Serie A, Powervolley Milano
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