2022-11-03 22:22 追加
埼玉上尾・岩崎こよみ「大久保監督に初戦勝利をプレゼントできて嬉しい」、NEC・吉田あゆみ「個人的には50%の出来。ミスをもっと減らしたい」 V1女子会見
10月29日 NEC対埼玉上尾 会見コメント
SV女子
10月29日に川崎市とどろきアリーナで行われたバレーボールV1開幕戦、NEC対埼玉上尾の記者会見コメントをお届けする。
NEC 0(21-25、19-25、13-25)3 埼玉上尾
■埼玉上尾メディックス
●岩崎こよみ選手
大久保(茂和)新監督を迎えて、初戦、絶対に勝ちたいという気持ちで選手もスタッフも団結して戦えた試合だったと思います。個人的には今シーズンはサイドの速い攻撃に取り組んできて、まだまだ完璧ではないですが、要所要所でそれを出すことができたのがよかったと思います。
●佐藤優花選手
私も開幕戦ということですごく緊張していたのですが、1点をとったらみんなで喜ぼう、喜びを出していこうと思いで臨みました。チーム自体も今までやってきたことが出せたので、波に乗ることができ、いい形で勝つことができました。
――両選手に。アントニオ・マルコス・レルバッキ監督から大久保監督に交代して変わったところはありますか?
岩崎:戦術や気持ちの部分などたくさん変わったところがありますが、特に意識的に取り組んでいることは攻撃のスピードアップとブロックとディフェンスの関係などです。戦術的なことなので詳しくはお話しできませんが、みんな意欲的に取り組めています。まだまだできていないところもありますが、ディフェンスのシステムとサーブを戦術的にしようというところに取り組んでいます。
佐藤:戦術的なところも変わりましたが、大久保監督は気持ち的なところでポジティブな言葉や考え方を練習前などに話してくださっているので、リーグはこれから長く続きますが、いろんな状況が来た時にチームの考え方であったり、自分自身の考えを前向きに持っていくことができるのではないかと思っています。
――岩崎選手は久しぶりのスタメンとなりましたが、ご自身のコンディションは?
岩崎:昨年5月に出産したこともあり、昨シーズンは復帰が年末の皇后杯でしたが、やはりどうしても騙し騙しというか、セーブしながらやっていた部分がありました。でも、今シーズンは夏場からしっかりみんなと同じようにトレーニングを積んで、練習試合もたくさんして、コミュニケーションもとれるようになりました。体もほぼ産前と同じくらいの自分としての感覚は戻ってきたかなという実感もあるし、ケガもなく、トレーナーさんにいいプランを立ててもらって、しっかり作れているので、心配は何もないです(笑)
――両選手に。改めて今シーズンの目標と、初戦勝利をしたことをどう捉えていますか?
岩崎:目標はリーグ優勝です。初戦勝利については、大久保監督も監督として初めてのシーズンで、難しいこともたくさんあったと思うし、慣れない環境で私たちのためにいろんなことを準備してくださったので、「シゲさん(監督)に開幕戦勝利をプレゼントしたい」という気持ちがあり、それを達成することができたことはすごく嬉しかったです。でも、NECさんもまだまだ代表組など出ていない選手がたくさんいて、こんなものではないということはわかっているので、そういった中で戦えるように、もっともっとレベルアップしたいと思っています。
佐藤:目標はリーグ優勝です。今日の1戦は勝つことができて嬉しいですし、これからのリーグに向けて、いいスタートが切れたと思っています。監督にはいつも1点の大切さを言われているので、リーグ優勝に向けて1点1点を大事にしていきたいと思います。
――岩崎選手に。会場インタビューで「久々の開幕スタメンで緊張した」とおっしゃっていましたが、岩崎選手ほどのキャリアや経験があっても緊張するものなのでしょうか?
岩崎:毎年毎年、緊張しています(笑)
――岩崎選手に。第2セット25点目は岩崎選手の強烈なツーアタックで締めくくり、若手の頃からの持ち味を発揮されていましたが、あそこはツーで締めくくろうと決めていたのでしょうか?
岩崎:ツーでいこうと決めて打つことはないのですが、レフトフロントが触った時に(自分が)打ちやすいので、そこにボールが行った時はツーもやりやすい状況ではあります。でも、ツーアタックはおまけというか、それで試合の勝敗が分けられるものではなく、私はトスをしっかり上げることをまず第一に考えたいので、ツーはおまけくらいに思っています。
――佐藤選手に。今年、日本代表に選ばれて、AVCカップに出場されましたが、その収穫とそれをVリーグでどのように生かしていきたいと思っていますか?
佐藤:AVCカップでは試合に出る機会は少なかったのですが、約1か月、日本のレベルの高い選手たちと練習をすることができ、同じポジションの選手から学んだことが大きかったです。海外の選手たちと戦う姿をコートの外から見ていて、この身長で戦うためには何が必要なのかというのを日本の選手を見て学びました。
――どの選手から、どんなことを学んだのか例があれば教えてください。
佐藤:JTの田中瑞稀選手と西川有喜選手は苦しい状態でレフトに上がってきた時の切り札がいっぱいあるなと感じました。
――岩崎選手に。出産後、競技との両立するために苦労したことや、どのようにして開幕戦を迎えられたのかを教えてください。
岩崎:自分が出産から復帰するにあたり、両親と同居を始めました。自分の両親のサポートがすごく大きいです。保育園に通い始めることになり、日中は預けて練習ができています。遠征に帯同させることも多いのですが、チームのみんなが私の家族を受け入れてくれて、バスに一緒に乗っても、息子と遊んでくれます。疲れているのに嫌な顔ひとつせずに、遊んでくれるので、本当にチームのサポートに助けられています。
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