2022-11-05 10:25 追加
石川祐希所属ミラノ(イタリア1部)、チーム最多得点もヴェローナにストレートで敗れる
ミラノゲームレポート
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イタリア男子バレーボールリーグセリエA第5節、石川祐希所属のミラノは現地時間10月30日(日)にホームでヴェローナと対戦し0-3(20-25, 22-25, 23-25)のストレートで敗れました。
この試合で石川祐希は第1セット途中から出場しチーム最多11得点(うちサーブ得点1)、アタック決定率56%と高いパフォーマンスを見せましたが、チームの勝利にはつながりませんでした。
第1セットスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、エバディプール(イラン)
MB:ロセル(アルゼンチン)、ピアノ(イタリア)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)
ヴェローナ
OH:ケイタ(マリ)、モジッチ(スロベニア)
MB:コルテシア(イタリア)、グロズダノフ(ブルガリア)
OP:サポジュコフ(ロシア)
S:スピリト(イタリア)
L:ガッギーニ(イタリア)
●試合レポート
第1セット、サーブが機能したヴェローナがOHモジッチのスパイクなどで序盤からブレイクに成功し、3-7とリードを広げます。
その後ミラノもセッターポッロの2連続サービスエースなどで7-9と点差を縮めますが、OPパトリィがブロックされるなどして8-14と再びヴェローナに点差を広げられてしまいます。
ここでミラノはOHメルガレホに代えて石川祐希をコートに送ります。
すると交代直後から石川がスパイクを決め、更にMBロセルがサービスエースを決めてチームに勢いをもたらそうとします。
しかしヴェローナはMBグロズダノフのサービスエースやモジッチのスパイク、ブロックで点を取ってミラノに主導権を渡さず、そのまま20-25で第1セット奪います。
第2セットはミラノはパトリィやOHエバディプール、ヴェローナはモジッチを中心にお互い得点を取り合って中盤まで競った展開になります。
しかしパトリィのスパイクミスから14-17と点差が3点に開くと、そこからOPザボジュコフのスパイクなどで確実にサイドアウトを取ってこの点差を守り切ったヴェローナが22-25でこのセットも取ります。
第3セット、あとがなくなったミラノは開始直後からポッロがサービスエースを奪うと、石川のパイプ攻撃やMBピアノのブロック、更にヴェローナにミスも出て8-3とスタートダッシュに成功します。
その後パトリィにスパイクでの連続失点が続いてヴェローナに一時13-11と詰め寄られますが、ロセルのエースや石川のスパイクなどで22-19とミラノがリードを保ったままセット終盤を迎えます。
さらにここで石川がサービスエースを決めて23-19としもうこのセットはミラノが取ると思われましたが、ここからヴェローナの反撃が待っていました。
OHケイタのスパイクでサイドアウト取って23-20とすると、そこからケイタのサーブがミラノレシーバー陣に襲い掛かり、自身のパイプ攻撃やエースなどでヴェローナが4連続ブレイクに成功。
23-24としてなんとヴェローナが先にマッチポイントを握ってしまします。
そして最後はエバディプールのスパイクがミスとなり、23-25でこのセットもものにしたヴェローナがストレートでミラノに勝利しました。
MVPは13得点(うちブロック2本)を記録したモジッチが選ばれました。
これでミラノは通算3勝2敗7ポイントで暫定6位となりました。
次週は現地時間11月6日(日)19:00(日本時間翌3:00)から、アウェイで首位ペルージャと対戦します。
文:堤敏樹
https://www.toshiki71.com/
写真:Lega Pallovolo Serie A
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