2022-11-07 21:04 追加
宮浦健人所属ニサ、下位ルブリンにまさかの敗退 ポーランド1部
ニサゲームレポート
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ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第8節、宮浦健人所属でリーグ3位のニサは現地時間11月6日(日)にアウェイで同13位ルブリンと対戦し、1-3(27-29, 20-25, 25-19, 22-25)で敗れました。
宮浦はこの試合1~3セット目はリリーフサーバーとして、4セット目は途中からオポジットとしてコートに立ち、サーブとスパイクで2得点をあげました。
第1セットスタメン
ニサ
OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ゼブラ(アルゼンチン)、アブラモヴィッチ(ポーランド)
OP:ベンタラ(チュニジア/ ポーランド)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)
ルブリン
OH:ユジュヴィク(ポーランド)、ヴォダルチク(ポーランド)
MB:ノヴァコフスキ(ポーランド)、ジェンドリック(アメリカ)
OP:ファリーナ(ポーランド)
S:コメンダ(ポーランド)
L:ワッテン(アメリカ)
試合レポート
第1セット、序盤ニサはOHゲルジョットのスパイクで得点を重ねますが、ルブリンのノヴァコフスキとジェンドリック両ミドルのクイックとブロックに苦しみ6-9と相手にリードを許します。しかしOHゲルジョットのサーブから連続ブレイクに成功し10-10と並ぶと、そこからはお互い競った展開を見せます。ただセッターのトスワークは対照的で、OHゲルジョットとOPベンタラにトスを集めるニサのズコウスキに対し、ルブリンのコメンダはミドルを上手く絡めた配球をみせます。そして21-20となったところでニサはリリーフサーバー宮浦を投入し、強烈なサーブで相手を崩してブレイクに成功し22-20とリードを2点差とします。しかしそのあとOPファリーナのエースで23-24とルブリンが先にセットポイントを握り、そのままデュースにもつれます。ニサはここでもゲルジョットがスパイクで踏ん張りますが、ルブリンのOHヴォダルチクの決定力も高く、最後はニサのOPベンタラがブロックに捕まり27-29でルブリンが第1セットを取ります。
第2セット、ニサはOHクファソフスキに代えてOHブシェク(ポーランド)をスタートから起用。しかしこのセットも序盤からOHヴォダルチク、MBノヴァコフスキのスパイクが面白いように決まったルブリンに10-14とリードを許したまま中盤まで進みます。その後OHゲルジョットのサーブからズコウスキのブロックなどで16-17とニサが1点差まで詰め寄り、再びリリーフサーバー宮浦を投入し同点に追いつこうとしましたが今回はブレイクならず。そこからMBジェンドリックのエースなどで逆にルブリンが17-21と再びリードを広げ、最後はOHヴォダルチクのエースで20-25としてこのセットもルブリンが取ります。
第3セット、後がないニサはOHブシェクに代えてOHエルグラオウイ(モロッコ)を、MBゼブラに代えてMBヤンコフスキ(ポーランド)をスタートから起用します。すると序盤からOHエルグラオウイがスパイクで、MBヤンコフスキがブロックで得点をあげて12-7とニサが大きくリードを広げます。その後もニサの勢いは止まらず、MBヤンコフスキがこのセット3本目のブロックポイントを決めて23-14と更にリードを9点差とします。ここからOPファリーナのサーブがOHゲルジョットを何度も崩してルブリンに23-19と詰め寄られますが、OPベンタラのスパイクでニサがセットポイントを握ると、最後はリリーフサーバー宮浦がサイドラインギリギリにサービスエースを決めて25-19としたニサがセットを奪い返します。
第4セット、このまま勢いに乗りたかったニサでしたがOPベンタラが序盤で2度も相手ブロックに捕まるなどして4-7とルブリンにリードを許します。そこでニサはベンタラに代えて宮浦をオポジットとしてコートに投入すると、その宮浦がすぐさまスパイクを決め、更にセッター、ズコウスキのブロックやゲルジョットのエースが決まり8-8と追いつきます。しかしそこから相手のサーブにニサが苦しみアタックをなかなか決めることができない一方、ルブリンはOHヴォダルチクがスパイクを決めまくって気づけば13-20とルブリンが大きくリードします。ニサはその後OHゲルジョットのブロックなどで22-24と2点差まで追いつきますが、最後はルブリンのOPファリーナのスパイクがニサのブロックを弾いて22-25とし、ニサは1-3でルブリンに敗れました。
MVPは23得点(うちサーブ1、ブロック3)、アタック決定率57%を記録したルブリンのキャプテンOHヴォダルチク。
宮浦は2得点(うちサーブ1)、アタック決定率20%でした。
これでニサは通算5勝3敗16ポイントで暫定4位。
次節は現地時間11月13日(日)20:30(日本時間翌4:30)からホームで同3位のザビエルチェと対戦します。ザビエルチェはかつて古賀太一郎(現東京グレートベアーズ)が3シーズン在籍していたチームです。
文:堤敏樹(『トシキブログ』www.toshiki71.com)
写真:PZPL
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