2022-11-12 10:31 追加
群馬銀行・道下ひなの「V1に昇格できると私は思っています」、千葉・石川綾菜「吉田奈未がコートで引っ張って、私はみんなを盛り上げる」 V2女子会見
V女子
第1試合
千葉エンゼルクロス 3(25-22、25-22、25-16)0 フォレストリーヴズ熊本
■千葉エンゼルクロス
●石川綾菜選手(アウトサイドヒッター)
ーー今季、初勝利おめでとうございます。今日の試合を振り返って。
石川:自分たちの弱いところ、攻め切るところで攻め切れてないところもあったんですけど、それでもストレートで勝ち切ったのはすごく大きいことだと思います。敗戦が続いていたので、この勝利で来週の仙台に向けて良いスタートを切りたいと思います。
ーーチームの仕上がり自体は悪くない?
石川:昨年はコロナ禍で練習がうまくできていなかったりとか、チーム自体が集まることができなかったりもしました。でも、今シーズンは早い段階でチームを作れて、練習も始めることができた。練習試合も組んでもらって、チームとしてどう戦っていくのかということを実際のプレーを通して試していくことができたので、良い形でリーグ戦に臨めたと思います。
ーー変化としては、チームの各種SNSも始まりましたね。
石川:チームのアカウントはまだ認知が弱い部分もありますが、選手一人ひとりが個人のアカウントで情報発信したりとか、応援、サポートを呼び掛けたりとかもしています。公式アカウントを通して私たちの普段の行動や、会場に来れない人にもチームのことを知ってもらう。応援したくなるチームになれればと思っています。
●岡部美優選手(セッター)
ーー今シーズンここまでの感想、トスについてはどのように感じていますか?
岡部:まだスパイカーの人たちと上手くいってない部分はあるんですけど…。
(石川、吉田両選手が覗き込むような熱い視線)
岡部:敗戦が続いていたので今日は気持ちを改めました。スパイカーの得意なトスだったり、使いどころだったりというのをもう一度始めから考えてやったのが良い結果になったと思います。
ーーチームのスタイルとしてはコンビネーションを重視。コンビの精度については?
岡部:まだ完成形には程遠いなという感触はあります。ですが、悪い部分だけじゃなくて合っている部分もたくさんありますし、試合で伸びていってる部分もあるので、それをもっとこの先の試合で伸ばしていけたらいいかなって思います。
ーー今シーズンの目標は?
岡部:チームを勝たせるために、スパイカーと100のコンビを合わせられるようなセッターになりたいと思っています。エンゼルクロスの元気さをもっと出していって、もっと勝っていけるように頑張っていきたいと思います。
●吉田奈未主将(アウトサイドヒッター)
ーー吉田キャプテンに。初勝利おめでとうございます。率直な感想は?
吉田:嬉しいです(笑) 自分が何をすべきか、チームが勝つためにどうすべきかというのをもう一回考え直しました。攻守ともに自分がしっかりしないといけないというのが率直な感想です。昨晩は去年の試合のビデオを見たりもしました。良い形で自分が攻める、後ろに行ったらサーブレシーブに入ってしっかり前衛に攻撃させることを目標に今日は臨んで勝てたので本当に嬉しいです(笑)
ーービデオはチームのみんなで見た?
吉田:私個人です。自分の良い部分を振り返ろうと思いました。今シーズン決定率が伸びないのは去年と少し打ち方が変わってしまったとのかなと。まずはそこを修正しようと。良いスパイクの切り抜きがビデオに入っているので、それを見ました。
ーー昨シーズン良かったスパイクフォームと、今シーズンではどの辺に差がありますか?
吉田:ちょっと早く入りすぎているかなと。2枚ブロックがついてきているというのもありますけど。それから少し引っ張って打っているかなというのもあって。去年はトスが上がってきてすぐに叩いていて、ブロックが付く前に打てていたイメージでした。フォームが崩れているのと引っ張って打っている。その2つをもう一度元に戻していけたらなと。
ーー吉田主将はなんというか、すごく「まじめ」ですよね。
吉田:いやー(笑)
石川:吉田の場合は私とはまた違うタイプのキャプテンかなって思っていて。私は結構わーって盛り上げていくタイプなんですけれども、吉田はプレーで引っ張っていく感じですね。今シーズン、私は副キャプテンなので、吉田がプレーで引っ張って、雰囲気を盛り上げたりするのは私の役目かなって思っています。
吉田は(真面目なので)キャプテンをやることでかえって視野が狭くならないように、吉田も含めてリラックスさせてあげられればと。
ーー吉田主将から見た石川選手は?
吉田:お姉ちゃんみたいとうか、距離が近くて。自分は肩書だけというか、本当に全部任せてしまっていて。盛り上げ役をタクさん(石川選手)がやってくださっているので、自分はコートの中で引っ張る。それから周りを見て、どういう組み立てをしていたら勝てるのかを考える。それが自分の仕事だと思っていて、あとはタクさんにお願いしています(笑)
●豆田憲昭監督
ーーまずは初勝利おめでとうございます。
豆田:まあやっとというところですね。開幕からずっと勝ちを取れそうで取れない状況が続いていて、選手も勝負所で意識して固くなって…という展開が続いていました。今日は1セット目がそうだったんですけど、そこで取れたのが大きかったかなって思います。
ーー切り替えられた理由は?
豆田:自分たちがミーティングでやろうと言っていることを試合中に徹底できたのかな。それまでは動きが固くて。
ーーチームの軸になるコンビバレーについては?
豆田:今日はパスが返ったら結構コンビが使えていたと思います。ああいう展開が自分たちのスタンダードなので、今日は意識してコンビプレーができたことが良かったと思います。
ーー吉田主将ですが、2日間お話を聞いてストイックな印象を受けました。普段はどんなキャラクターなんでしょうか?
豆田:勝ちたいが強すぎて、今シーズンは一人相撲しちゃう傾向がありましたね。仲間を信じてみんなでやる、そういったことを彼女がうまくコントロールできるようになったらまたさらに強くなっていくのかなって思っています。そういった真面目さを見込んで主将にしたんですけどね。やや甘さがあるチームだったので、勝ちに貪欲な人間がキャプテンをすることでチームがそっちの方に向かっていけるんじゃないかと。
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