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ゲームレポート

2022-11-17 19:53 追加

石川ミラノ、髙橋パドヴァを下して日本人対決を制す! 石川祐希「2年連続で日本人対決ができたことを非常に嬉しく思っている」 イタリア1部

ミラノvsパドヴァ ゲームレポート

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イタリア男子バレーボールリーグセリエA第7節は石川祐希所属のミラノと髙橋藍が所属するパドヴァの日本人対決が実現。現地時間11月13日(日)にパドヴァにて行われたこの試合は、3-1(28-30, 25-23, 25-19, 25-18)のミラノがパドヴァに勝利しました。

石川と髙橋はそれぞれスタメン出場し、石川は11得点、髙橋は12得点の活躍でした。

第1セットスタメン

ミラノ
OH:石川、エバディプール(イラン)
MB:ヴィテッリ(イタリア)、ロセル(アルゼンチン)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)

パドヴァ
OH:髙橋(日本)、アスパルホフ(ブルガリア)
MB:ヴォルパト(イタリア)、クロサート(イタリア)
OP:ペトコヴィッチ(セルビア)
S:サイッタ(イタリア)
L:ツェンガー(ドイツ)

●試合レポート

第1セット開始直後からミラノのMBヴィテッリが古巣パドヴァ相手にサービスエースを決めると、続けて石川がOPペトコヴィッチを、MBロセルが髙橋を連続でブロックし、ミラノが4-1と好スタートを切ります。その後OHエバディプールを中心に得点を重ねるミラノに対し、安定したサーブレシーブからペトコヴィッチやOHアスパルホフのスパイクが決まりはじめ、パドヴァがミラノに食らいつきます。石川がキレのあるパイプ攻撃で18-16とすると、その後髙橋も負けじと鋭いパイプ攻撃を決め、更にアスパルホフのサーブから連続ブレイクに成功して19-19と並ぶとそこからお互い一歩も譲らない、長いラリーの多い激しい攻防となります。ロセルのエースで24-23と先にセットポイントを握ったのはミラノでしたが、次をペトコヴィッチが決めきってデュースに。お互いセットポイントを握っては逆にブレイクされてセットポイントを奪われるといったような緊張した場面が続きますが、最後はパドヴァのMBクロサートがスパイクとブロックを連続して決めきって、28-30でパドヴァが接戦の末にこのセットをものにします。

第2セットは序盤から髙橋らのサーブが走ったパドヴァがコンスタントにブレイク成功してリードを広げ11-8とし、更に髙橋にサービスエースも出るなどして9-15とパドヴァが大きくリードて中盤を迎えます。しかしミラノが石川のライトスパイクで悪い流れを断ち切ると、そこからその石川祐希がサーブで覚醒。パドヴァの髙橋とリベロのツェンガーを崩すキレのあるサーブでエースを含む4連続ブレイクに成功して14-15とミラノがパドヴァに一気に迫ります。その後またパドヴァリードで試合が進みますが、再び石川がサービスエースを決めて21-21とミラノが同点に追いつくと、ヴィテッリのブロックで23-22と逆転に成功し、最後はパトリィが決めきって25-23でこのセットを逆転で取り返します。

第3セット、ミラノは2セット目途中からエバディプールに代えて起用していたメルガレホ(キューバ)をそのままコートに残します。先に走り出したのはパドヴァで、髙橋がスパイクで1点目を決めると、その後アスパルホフからのフェイクセットも決めきって0-3とパドヴァがリードします。しかしすぐさま髙橋が2連続で捕まるなどしてミラノが4-4と同点に追いつき、その後石川のサービスエースやパイプ攻撃で14-12と逆転に成功。そこから石川が連続でキレのあるスパイクを相手コートに叩き込み、メルガレホにもエースが出るなどしたミラノが更に22-15とリードを大きく広げ、最後はパドヴァにミスが出て25-19でこのセットもミラノが取ります。

第4セットは足の痙攣が出た石川に代わりエバディプールがミラノコートに戻ります。それでもミラノの勢いが止まらず、メルガレホのスパイクやロセルのブロックで6-3と序盤からリードします。パドヴァは第3セット途中からスパイクが決まっていなかった髙橋にボールを託せず、攻撃がより単調になる苦しい展開に。一方のミラノはパトリィとエバディプールが安定してスパイクを決め、またロセルに続けてブロックポイントが出るなど勢いが収まらず18-12と試合を支配していきます。更に終盤にメルガレホのダメ出しのエースが決まって21-14とすると、最後もエバディプールのサーブがネットにかかってエースとなり25-18で危なげなくこのセットも取り切ったミラノが3-1でパドヴァに勝利。

日本人対決となった試合は石川のミラノに軍配が上がることとなりました。

MVPは11得点(うちサーブ2)、アタック決定率53%を記録したメルガレホが選ばれました。

石川祐希は11得点(うちサーブ3)、アタック決定率38%、髙橋藍は12得点(うちサーブ1)、アタック決定率35%という活躍でした。

この結果を受けて、ミラノは通算4勝3敗10ポイントで暫定7位、パドヴァは通算3勝3敗6歩イントで暫定10位となりました。

次週、ミラノは現地時間11月20日(日)20:30(日本時間翌4:30)からホームでピアツェンツァと、パドヴァは現地時間11月21日(月)19:30(日本時間翌3:30)からアウェイでヴェローナとそれぞれ対戦します。

文:堤敏樹
(『トシキブログ』https://www.toshiki71.com/padovamilano2223/ ※ブログ内では筆者の感想なども掲載しています。)

【石川祐希コメント】
今日はパドヴァに3-1で勝つことができました。連敗していて勝ち点が欲しい試合だったので、3-1で勝って3点しっかりととることができたということは、今日は非常に良かったと思っています。

試合については1セット目立ち上がりは良かったのですが、最終的にパドヴァのディフェンスから流れを奪われて負けてしまい、2セット目も中盤まで非常に良くない戦い方だったのですが、その中で私のサーブで2セット目3セット目とチームの流れを変えることができたと感じているので、そこはチームを助けることができ、流れを変えることができたと感じています。

4セット目は足の影響で試合に出ることはできませんでしたが、2セット目3セット目と流れを作った中で、4セット目もチームメイトがその流れをそのまま引き継いでくれて勝利できたので、最後コートに立っていられなかったことは悔しい部分はありますが、チームとして必要な勝ちだったので、また次の試合ベストパフォーマンスを出せるように準備していきたいと思っています。

そして今日は相手に髙橋藍選手がいて、日本人対決ということもあり、2年連続でこのような舞台で試合ができたことを私は非常に嬉しく思っていますし、昨シーズンは西田選手もいましたが、今季は髙橋選手だけなので、それでも今まで日本人は私ひとりだったため、日本人がこういう風に海外で同じリーグで戦えるということは非常に嬉しいですし、日本人の評価もどんどんあがっていくと思っているので、こういう試合はもっともっとしたいと感じています。

髙橋選手もプレーは非常に彼らしさを出していましたし、私たちの試合だけでなく、ほかの試合でも非常に良い活躍しているので、私も非常に刺激をもらって常に意識しています。こういう機会が増えるともっと楽しくなるなと思いますし、もっと日本もレベルアップすると思っているので、こういう機会がが増えることを私は願っています。

そして、このあとピアチェンツァといって、とてもメンツが揃っているチームと戦うので、今日のようなアグレッシブさを全面に出して、前回ホームで0-3で負けているので、しっかり勝ち切る準備を残りの時間で調整、修正していきます。

写真:Lega Pallavolo Serie A

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