2022-11-19 06:14 追加
アランマーレ・木村友里「やるべきことに最後まで集中できた」、仙台・末永真由「エースとして自分が点を決める」、GSS東京・色摩知巳監督兼選手が230試合到達 V2女子会見
V女子
■千葉エンゼルクロス
●吉田奈未主将(アウトサイドヒッター)
前回フルセットで負けたので今日はリベンジを意識して戦いました。最初はいいスタートが切れたと思うんですけど、途中から自分たちのミス、1本目が上がっていても2本目に落ちて繋がらなかったりとか、攻撃の面で弱気になって攻めてしまったりとか、そういうのが出てしまいました。第2セットは大差で離されて、第3セットは途中から立て直しもできたんですけど、やっぱり最後は相手に持っていかれてしまいました。正直とても悔しいです。
●鶴ヶ崎佳寿葉選手(リベロ)
第1セットは良かったんですけど、レシーブで崩れてから自分たちのミスが増えてしまいました。自分たちのバレーができずにセットを取れなくて、結局リベンジができなかったのが本当に悔しいです。
ーーお二人に。第2セットは特にアランマーレのサーブに崩された印象です。主に前田選手のところでブレイクを取られましたが、その状況については?
吉田:サーブレシーブは私と鶴ヶ崎さんと中島(優花)で取っています。確かに相手のサーブがいいってうのもあるんですけど、対応自体がちょっと遅かったかなと感じています。
返らない時にはサーブレシーブのポジションをずらしたり調整してはいるんですけど、今回はそれがうまくハマらなかったというか。返球が2段になって、その2段も雑になってしまって、スパイカーが打ち切れない。スパイカーもフェイントで返してしまったのが第2セットの敗因だと思います。自分たちは背も小さいし全員で攻めるしかないので、とにかくレシーブとサーブレシーブは重点的に立て直していかなければと思います。
鶴ヶ崎:相手のサーブはすごく良かったと思います。相手の意図にハマってしまって対応し切れなかった。1本目が崩れたとしても決め切るために声掛けだったり、フォローだったり、そういうところができなくてミスになっちゃったかなと。アランマーレに限らずどこのチームもサーブはいいので、相手が狙ってくるところをカバーできるようにしていきたいですね。
ーー第2セットを大差で落としましたが、その後の第3セットは大崩れせず、ある程度立て直せましたね。
吉田:第2セットの途中から次のセットにつながるプレーに切り替えました。点数が開いてしまったので、ここからどうこうというよりは次のセットに自分達がいい形で入れるように。
今年のチームは試合の中盤に弱いイメージがあって、自分達がリードしていても気がついたら相手に追いつかれて、追いつかれたら持っていかれる。そういうセットが多いな、と。初戦のアランマーレ戦でもフルセットに持っていったけど、結局最後の1点が取りきれませんでした。
プレー自体は劣っているとは思っていなくて、スパイカー陣も背は小さいけれども攻撃力がある。気持ちの部分での勝負強さ、やっぱりアランマーレさんはそこが強いのかなと思っていて。自分たちがリードしていてもアランマーレさんは焦っていないというか。こちらは自分たちから勝手に焦り始めて、そこからパニックになってセットを落とす展開がちょっと多いなと思うので、自分含めて選手の気持ちをうまく持っていけないかなと考え中なんです。一人ひとりが考えていることはありますが、それをどうしたら…他のチームみたいに強くなれるのかってことをもう一回考え直したいですね。
ーー吉田選手は本当に熱心ですよね。鶴ヶ崎選手は新キャプテンをどのように見ていますか?
鶴ヶ崎:バレーに熱いです。頼もしいですよ。勝ちたい気持ちは誰よりも強いところがあるから、そこは自分もサポートしつつ、彼女が伸び伸びとプレーできるようにしっかり後ろから声をかけていきたいと思います。
●豆田憲昭監督
2週間前のリベンジしようと戦ったんですけど、やっぱり第1セットを取り切れなかったところが次に響いたのかなというところです。
ーー第1セット良かった部分と取りきれなかった部分は?
豆田:第1セットは自分たちがこれをしようということが徹底できていましたので、自分たちの流れになったのかなと思います。ただ、どうしても勝負所になると単調な攻めをしてしまうので、そこを最後まで自分たちのリズムで押し通せればセットを取っていけるのかなと思います。
ーー今日は少しミドルの印象が薄かったかなと感じました。
豆田:ですね。第3セットは最初のタイムの時にもっとミドルを増やしていくように話しました。ちょっとリズムができてきたのもミドルを使い出してからなので、自分たちの特徴をもっと活かせられれば。スパイカーもセッターも大事に戦ってしまうので、そこさえ修正できれば、もうちょっと良いバレーになると思います。
ーー第2セットから第3セットに切り替えができた理由は?
豆田:第2セットに大差の展開になってしまったのでリザーブのメンバーも出して、一度落ち着いて。もう一回試合が始まるつもりで頭の切り替えができたというところかと思います。
ーー真面目な吉田キャプテンが考え込んだりしないか少し心配です。
豆田:まあそこは(笑)。悩んだ先に成長があるので。
撮影 堀江丈
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