2022-11-18 19:46 追加
東レ・酒井啓輔「今シーズンは自分が得意なプレーや、自分らしさを意識している」 V1男子
SV男子

――両選手に。昨シーズンよりもスタメン出場が増えていると思いますが、試合に出続けることによって、プレーが安定するとか、プレッシャーに打ち勝てるなどのメリットは感じていますか?
小澤:自分の中では毎試合、毎試合が新鮮というか、出続けているから慣れてきたとか、そういうのは全然なくて、毎試合緊張しますし、プレッシャーとの戦いです。でも、そこが試合の醍醐味でもあるんですけど。どうしたら押されている中でも自分のプレーが出せるかというのを日々模索しながら、毎試合臨んでいます。
酒井:自分は昨シーズン、藤井(直伸)選手という素晴らしいセッターがいて、それに引きずられて、「藤井さんにならないと」みたいなプレッシャーがすごくありました。それで自分自身、メンタル的にも崩れてしまったというか、調子の悪い日が続いていました。今シーズンは篠田(歩)監督や阿部(裕太)コーチなどにセッターを重点的に見てもらう中で、「藤井にはならなくていいぞ。自分の味を出せ」ということを長い間言っていただいて、そのおかげで今シーズンは「藤井さんと同じようにできなくていいんだ」と心から思えるようになりました。もちろん、目指すのは確かですが、どんなに頑張っても自分は藤井さんにはなれないので、自分が得意としているプレーや、自分らしさというのを今シーズンは意識してやっていこうと思っています。
――両選手に。このアリーナは初めてかと思いますが、バレーボールをする環境としてはどのように感じましたか?
小澤:そんなにやりにくいとは感じなくて、むしろやりやすい方かなと思いながらプレーしていました。
酒井:東京GBさんの演出がカッコよすぎて、そこに圧倒された部分が大きかったですが(笑)、体育館自体はやりやすいなと。演出は新鮮でした。
――両選手に。今、シーズン序盤ということもあり、やや混戦していますが、そこから東レが抜け出すためには、どんなことが大事だと思いますか?
酒井:シーズン長いので、安定感を出していけるようにしたいです。自分たちのチームは、今はまだ相手に押されてしまったりとか、調子が悪い時にどんどん悪い流れになってしまうところがあります。若い選手が多いということもあるのですが、そういう点はできるだけ我慢して、相手についていって、最後に抜けられるかみたいな、我慢勝負みたいなところが重要になってくるかなと思っています。
小澤:酒井選手のコメントと似ていますが、毎試合押される場面、劣勢の場面というのは必ず出てくると思うので、その中で自分たちのいつものプレーができるか。押されている中でもチャンスボールや2段トスなど、普通のプレーをいつも通りにできるかどうかというのが大事だと思います。これから勝っていく上で、ひとつひとつのプレーが勝敗に関わってくるのかなと考えています。
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