2022-11-29 18:00 追加
アランマーレ・伊藤摩耶「試合をしていて負ける気がしなかった」、群馬銀行・松尾奈津子主将「トライの中に厳しさを持ってやって行きたい」 V2女子会見
V女子
●群馬銀行グリーンウイングス
●松尾奈津子主将
私たちがやりたいことを相手にずっとやられてしまいました。ホームなので試合には入りやすかったのですが、その分自分たちで気負ってしまったところもあったかなと思います。自身、劣勢の時に余裕が少しなかったです。相手を見てトスを回すことが今日は足りなかったなと思います。
ーー 悔しい試合になったと思います。今日の試合を糧にどのようにチームを立て直していきたいですか。
松尾:今までトライという形でやってきたことが多かったんですけど、そこに厳しさというものがなかったので、ひとつひとつのプレーに厳しさを持っていきたいなと思います。
ーー アランマーレのサーブ&ブロックに嵌められてしまった印象です。相手の組織的な攻撃に対する印象は?
松尾:相手の「上がってほしいところ」に私もトスを持って行ってしまったと感じています。潰したいところを潰してボールを上げてほしいところに上げさせる。相手にそういう形を作られてしまったので、しっかり裏をかいたトス回しができればと思いました。
ーーアランマーレから、勝ちたい気持ちは伝わってきましたか?
松尾:昨シーズンのファイナルステージで負けてしまった時ほどの表立った気迫は感じませんでした。どちらかというと自分たちの方で崩れてしまったと思います。
ーー道下選手に。アランマーレはVリーグの中でも早い時期からサーブ&ブロックに取り組んできたチームです。対戦してみてその印象は?
道下:メソマチ選手とミドルが揃った時のフロントレフトに対するブロックは驚異的なものがあると思いました。今日はそこに(フロア)ディフェンスも成立していて、決めたいときに決めさせてくれませんでした。
攻めたサーブに押されて、最後はフロントレフトにしかトスが上げられない、ブロックの一番高いところで跳ばれてしまってブロックポイントを取られる。自分たちが今までやってきたことをそのままやられてしまいました。
今までは自分たちがこういうバレーをしていたんだなと改めて思いましたし、今日はそれを相手にやられてしまったので相手の方が一歩上だったと真摯に受け止めたいです。もっと自分たちが頑張らなければと思いました。
ーーサーブで攻められるとミドルブロッカーは選択肢を削られてしまうと思います。苦しい中でどういった打開の手を考えましたか?
道下:サイドが苦しい時にミドルがセカンドテンポを打てるようにならないとサイドアウトがきついなと思いました。チームは厳しい中でもバックローのチャレンジをすごく頑張っていたので、そこで自分が相手を引き付けるだけの力を身に着けなければ、と。サイドアウトの切り方をもう少し工夫して苦しい展開でも助けられるようにしていきたいなと思いました。
ーー白岩選手に。アランマーレの攻めるサーブは白岩選手を機能させたくないのだなと感じました。相手サーブの印象は?
白岩:自分がサーブレシーブに入っての攻撃参加というところでは時間差だったり、中に入る攻撃をしにくいような体勢を取らされるサーブが多かったですね。
ーー相手が研究して緻密にやってきている?
白岩:そうですね。ブロックの割り切り方とかも「わかって」割り切りをしているような。そういう組織的なところがありました。
ーー白岩選手も道下選手も「初のホーム」ということで意気込みがあったと思います。
白岩:スタ-トは新たな布陣でのトライでした。その部分で自分のパフォーマンス、結果を残したいというのはありました。でもチャレンジできるところまでは行かなかったという反省です。
この長いリーグ戦っていく上で今日の試合のようなことも経験して、次の試合にしっかり活かしていきたいと思います。
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