2022-12-16 18:58 追加
宮浦健人ニサ、リヴィウに勝つも宮浦個人は悔しい結果に ポーランド1部
ニサ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第15節、宮浦健人所属でリーグ10位のニサは現地時間12月13日(火)にアウェイで同14位のリヴィウと対戦し、3-1(20-25, 25-16, 25-19, 25-19)で勝利しました。
宮浦健人はこの試合で今シーズン初めてのスタメン出場を果たしましたが、パフォーマンスが上がらず1セット目途中からベンチに下がるなど辛酸をなめました。
第1セットスタメン
ニサ
OH:ブシェク(ポーランド)、ゲルジョット(ポーランド)
MB:ゼルバ(アルゼンチン)、アブラモヴィッチ(ポーランド)
OP:宮浦(日本)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)
リヴィウ
OH:クヴァ―レン(ノルウェー)、フィルカル(スロヴァキア)
MB:シュチュロフ(ウクライナ)、スモイラー(ウクライナ)
OP:トゥプチィ(ウクライナ)
S:イェニパザル(トルコ)
L:カナイエフ(ウクライナ)
●試合レポート
リヴィウはウクライナのチームですが今シーズンからポーランドリーグに参戦。ただしホームゲームはポーランドのクラクフで行われます。またリヴィウのOHクヴァ―レンは昨シーズンFC東京(現東京グレートベアーズ)に所属していた選手です。
第1セット、序盤からニサはOHゲルジョット、リヴィウはOPトゥプチィを中心に点数をかさねて競った展開が続きます。それでもOHゲルジョットのブロックなどで10-9とニサが一歩リードしつつ試合は進みます。しかしOP宮浦は中盤スパイクを3回連続ブロックされてしまうなど攻撃面で苦しみ、更に自身のサーブミスとアタックミスで18-22と終盤にリヴィウにリードを許してしまいます。流れを変えたいニサは2枚替えでOPベンタラ(チュニジア)とSシュチュ―レク(ポーランド)をコートに送りますが、最後はOPトゥプチィのスパイクが決まり20-25でリヴィウがこのセットを取ります。
第2セット、ニサは不調だったOP宮浦に代えてOPベンタラをそのままスタートから起用します。序盤はゲルジョットのスパイクが連続して決まり、OHブシェクからのフェイクセットも見事に決まって4-1とニサがスタートダッシュに成功します。その後もニサはSズコウスキのサーブからOPベンタラがブロックを決めるなど、サーブ&ブロックで各ローテーション次々とブレイクを重ね、15-8と大きくリードを広げます。更に不運なことにリヴィウのポイントゲッターOPトゥプチィがケガにより離脱を余儀なくされてしまい、そこに容赦なくニサはOHブシェクのサービスエースなどが決まって23-13と終盤10点差になります。最後はMBシュチュロフのサーブがミスとなって25-16でニサが危なげなくこのセットを取ります。
第3セットも序盤からOPベンタラとOHゲルジョットがサービスエースを奪い8-3とニサが大きくリードします。しかしOHフィルカルのスパイクやMBシュチュロフのサービスエースなどでじわじわブレイクを重ねたリヴィウが14-14と同点に追いつくと、そこからはサイドアウトの取り合いに。それでも終盤ベテランOHブシェクのサーブからMBアブラモヴィッチのブロックや相手のミスでニサが連続ブレイクに成功し、最後はそのままOHブシェクのエースが決まって25-20でこのセットもニサが取ります。
第4セット、このセットもまた序盤からOPベンタラの連続エース、MBゼルバのブロックなどで7-3とニサが大きくリード。リヴィウもOHゲルジョットを連続でブロックするなど応戦しますが、すぐさまOHゲルジョットのエースなどで11-6としてニサが点差を詰めさせません。その後もニサはOPベンタラ、リヴィウはOHクヴァ―レンのスパイクを中心にサイドアウト取り合う展開となり、19-16とそのまま終盤に差し掛かります。終盤になってもSズコウスキがスパイクを2度も決めるなどニサの流れが続き、最後はリヴィウのOHクヴァ―レンのスパイクがミスとなって25-20でこのセットも取り切ったニサが3-1でリヴィウに勝利しました。
MVP:OHミハウ・ゲルジョット(21得点(うちサーブ4、ブロック1)、アタック決定率47%)
宮浦は1得点、アタック決定率11%でした。
これでニサは通算7勝8敗23得点で暫定10位を維持。
次節は現地時間12月16日(金)17:30(日本時間翌1:30)から、アウェイで同6位のスヴァウキと対戦します。
文:堤敏樹
(『トシキブログ』より。※ブログでは試合の感想なども掲載しています)
写真:PZPL
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