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会見・コメント

2022-12-23 09:42 追加

東レ・石川真佑「競った場面で最後に託してもらえる選手にならなければと感じた。勝ち切りたい、自分が決めなきゃいけないという思いがあった」皇后杯決勝コメント

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●越谷章監督

今日は出だしでああいいう形になってしまいました。見ての通り自爆というか、勝手に緊張してしまって何もせず、あっという間に相手に取られてしまったセットでした。
それはまあ仕方がないとして、第2セット以降、アウトサイドヒッターがしっかり決めていっても、根本的に勝負どころでは勝てていない。
その理由というのは、まずは選手層。チーム力的にNECさんの方が高いということです。我々は軸のアウトサイドヒッターがしっかり踏ん張ってやれるときは強いんですけど、相手のプレッシャーも出てきて、ちょっと苦しくなった時に、そこをどう補うか、です。

今日、ミドルは大崎琴未、小川愛里奈で行ったんですけど、その二人を代えて、深澤つぐみと井上奈々朱を投入しました。代えてもしっかりミドルは機能できました。
そこはよかったのですが、サイドに関してはライト側ですね。西川吉野はまだ2年目でいろいろ経験もしないといけないんですけど、そこで崩れたときにどうするか。

(交代で入った)中田紫乃が最初はいい働きをしても踏ん張り切れなかったり、ライトサイドの選手はサーブレシーブも頑張ってもらいたいですし、打数が少ないのは仕方ないのですが…。
守備面でしっかりやっていかないとこういうゲームになる。このままでは年明けのリーグについても結局終盤で苦しくなるので、しっかり全員が自覚して取り組んでいかないといけないと思っています。
気持ちの面というよりも技術的な課題が出ていて、そこがやっぱり本当の勝負どころで踏ん張り切れない理由だと思います。

NECさんは今日、非常にいいサーブだったと思います。崩されるのはいいのですが、これがCパスにならないところに課題があります。直接失点も多少ありましたが、攻撃し切れないで返すだけとかつなくだけっていうパスが多くて、簡単にラリーを取られていました。ここもチームが乗り切れない原因だと思うので、サーブ、サーブレシーブはしっかり安定させていかなければと思います。
アタッカーに関してはミドルとレフトはしっかりしているので、根本的なチーム力、控え含めて底上げをしていくのが今シーズンの課題です。まだリーグ期間も長いので、そこのところをしっかり作って今後につなげていきたいです。

――今日の選手交代について。特に深澤つぐみ選手について、どのような狙いがあったのか?

越谷:小川自身が別に悪いわけではないんですけど、今日は強いサーブで「崩されるのが前提」なので。そうなったときに小川の良さが消えてしまう。深澤なら崩されてもライトに開いて打ったりとか、セミクイック的にゆったりとしたところで攻撃を補えるので、そこを意図して入れました。

――サーブでサイドラインを攻めて、外れたケースが多く見えたが?

越谷:そこまで厳しいコースの指示は出していないんですけど、プレッシャーがかかったときにちょっと狙い過ぎて逸れちゃったのかな、と。もうちょっと大胆にサーブを打っても良かった。その辺りとか、試合の中で修正できる能力を上げていかないといけないと思っています。

――関選手のトス回しについては?

越谷:(強いて気になったのは)深澤の使い方ですね。サイドに上げるんだったら深澤にゆったり目のAクイックで相手を引き寄せる。そうすればもうちょっと楽になったのかなと思いますね。
頑張って苦しい展開の中でもミドルを使おうとしていたし、ライトも意識していました。結局ライトゾーンの決定率が上がってこなかったから使い切れなかったのは仕方なかったのかな、と。その中でも全体的にやれていたのではないかと…。前回に比べて、落ち着いて最後までできたと思っています。

――NECのサーブについて感想は?

越谷:伸びますね。強いサーブで奥に弾かれる。それから、ショートサーブじゃないですけど、その中間くらいに落としてくる。ちょっと力を抜いて落としてくるので、前後左右に揺さぶられてしまいました。

撮影 堀江丈

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