■ヴィアティン三重

●草深ことみ主将（ミドルブロッカー/オポジット）

年明け初戦ということもありますし、8月の国体予選で静岡県代表（ブレス浜松）とやらせてもらった時にフルセットで負けてしまったので、そのリベンジも兼ねていました。またしてもフルセットで負けてしまってものすごく悔しいので、2周目は絶対勝ちたいと思います。

●長田詩夏選手（セッター）

練習でやってきたことができた部分もあったんですけど、せっかく点数が取れているのに、そこで一歩リードできない展開が結構あったと思います。２周目は絶対勝ちたいと思います。

●水谷夕夏（アウトサイドヒッター）

自分たちのバレーができている時は点に繋がったり流れが来たりしていたんですけど、落としてはいけないボールが落ちてしまうとやっぱり攻撃力のあるチームにはどんどん点数を取られてしまいます。まずは相手関係なく、自分たちがすることを徹底して、これからのリーグ戦に臨みたいと思います。

ーー最終戦のホームで結果を出したいというお話でしたが、加入初年度ですでに2勝できてますね。

草深：やってみないとどこまで通用するかわからなかったので、最終戦で2勝ということを目標として言わせてもらっていました。自分たちのバレーがVリーグで通用するって体感でわかったので、1周目に負けてしまったチームには絶対2周目は勝ちたい。勝ちに対する執念というのもチームの中で少しずつ出てきたと思います。

ーー草深主将のポジションですが、ミドルブロッカーと言って良いのでしょうか？それともチームのミドルは1枚で、草深選手はサイドスパイカー？

草深：ミドルオポみたいな感じですかね（笑）ミドルブロッカーになってまだ1年なんですけど、バックアタックも打つミドルみたいな感じです。最初はブロックが全然できなかったんですけど、1年間みっちり練習してなんとか手に当たるかな、という状況にはなりました。まさか自分がVリーグの舞台でミドルをしているとは思わなかったです。19年間くらいサイドをしてきたので。いい経験だなって思っています。

ーーチームのフォーメーションはミドルが1枚、というより特殊なミドルという認識でいいのでしょうか？

草深：私も「MB1」みたいな感じかと思っていたんですけど、やっていくうちに自分たちに合うバレーボールが今の形なのかなって。1年間トライして一番いい形に近づいていく途中なのかなと思っています。

ーーチームはバックアタックを大事な要素にしています。草深主将はバックアタックでも軸になっていますね。

草深：バックアタックで決めるだけでなく、バックアタックで効果を取って崩す目的もあります。助走距離も長く取れるのでフロントミドルで打っているよりも思いっきり打てますね。

ーー長田選手に。特殊なフォーメーションの中でトスワークの難しさや楽しさなどは？

長田：自分もこのフォーメーションは初めてです。打てるアタッカーがたくさんいて、選ぶ場所がたくさんある。難しくて困っていることもあるんですけど、でも思い切って上げた時にしっかり決めてくれるアタッカーが多くいる。自分がここに決めさせようと考えたところには自信を持って上げています。それをしっかり点に決めてくれるので、難しいですけど楽しいです。

ーー監督は発想もアクションもユニークですね

長田：はい、ユニークです！（隣に待機している西田監督を見て）

ーー練習していて、今までとは違う発想なども得られたり？

長田：他のチームではやってないような練習が多いので楽しいです。

ーーそれはどういう練習？フォーメーションは企業秘密？(笑)

一同：マコさーん！(西田監督を呼ぶ)

西田：特殊なフォーメーションの練習、についてですよね(笑)草深がいるからこのフォーメーションになっています。彼女をミドルだとかレフトだとかサイドだとか決めていなくて、ミドルも頑張っているオポジットみたいな感じで、そんなポジションだと思って練習させています。サイドでも打たせるし、レシーブもさせたいですね。

ーーセッター目線で今後の課題を。

長田：少しづつ苦しいところ、点数が決まるところがわかってきました。点が取れる時に、どうやってチームが点を取っていくかということも考えないといけないですし、ここで欲しいなっていう時に1点が取りきれていないところがあって負けている試合もあるので、しっかり修正してアタッカーを信じてトスを上げたいなと思います。

ーー水谷選手に。途中出場になりましたが、自身の得意なプレー、見てほしいプレーなどは？

水谷：スパイカーとして身長は低い(158センチ）ですけど、やっぱり小さくても得点を取らないといけないポジションだと思うので、上がってきたトスをしっかり打ち切る場面だったり、守備のところで失点が出てはいけないと思っていて、そういうところに気をつけてやっています。

ーー役割としてはディフェンス？　攻撃も求められている？

水谷：攻撃型と監督からは言われているんですけど、自分ではそこまで自信がなくて(笑)　大学までは守備の方に力を入れていたので、このチームにきて「君は攻撃型なんや！」と監督から言われて少し自分では戸惑っていた部分もあったんですけど(笑)　今日、初めて前衛で出る機会があって得点に繋がった部分もあったので、少し自信にはなったかなと思います。

ーーフロントで攻撃しての手応えは？

水谷：ブロックが高い場面もあったんですけど、私からしたら誰が飛んでいてもだいたい高いので(笑)、そんなに気にすることはなくできるかなって思うのと、Vリーグで初めて前衛で出て得点に繋がったところもあって（自信になりました）。ところどころミスも出ていたので、ミスをもっと減らして得点に繋げていきたいなと思います。

＊各選手個別のポーズはエンブレムのライオンをイメージしています

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